謎の生物!いつからいたの?
見馴れないものが水槽の底砂の上で動いているのを発見!
伸びたり縮んだりかま首(?)を持ち上げたり方向を変えて丸まったり。
白っぽい体の背中にゴマのような点々模様があって
尻尾の方にはウミウシのような2次鰓(えら)のような丸っこい突起があるように見える。
でも、触覚は無いし体型的にウミウシでは無さそう。
名前を私が付けるならゴマフウミニョロかな。
いつからいて、どうやって紛れ込んだのか分からない。
このDSB水槽を立ち上げた頃はこういうベントス系のニョロニョロしたのが多種いたけど、その後大繁殖したウミケムシやヨコエビらに駆逐されてしまったと思ってたから。
こういう生物は見た目はチョット悪いけど
環境のバランスをとる上ですごく重要な存在なのよね。
長く生き延びて増えてくれたらいいけど
姿を見せたということは弱ってるんだろうなぁ。
しかし毎日見てても新しい発見があるから海水水槽は面白いよね〜。
ちなみに現在の水槽の様子は
カクレクマノミの飼育は5年3ヶ月になりました。
タンクメイトに海で採取した(コノハミドリガイを採取した時)ハゼ2匹、イソスジエビ3匹。
カクレクマノミは春頃はあまり動かず食欲も無かったのだけど、ハゼが入ってからは俄然元気が出てよく活動し食欲も旺盛になり活き活きしてます。ライバルがいる方が緊張感があって良いみたい。
ハゼは片方だけ食欲旺盛すぎて巨大化しております。
イソスジエビが入ってからウミケムシは砂に潜ってほとんど顔を見せなくなりました。
食べられはしないけど突っつかれるのが嫌みたい。
ヨコエビはイソスジエビに食べられたのか全く姿を確認できません。
ヒザラガイも一時全く確認できなかったけど、少し気温が下がってきて小さい赤ちゃんヒザラガイが数個体姿を見せ始めてます。
このまま増えていくでしょう。
コノハミドリガイはいつの間にか姿を消しました。
いつも活発に動き回っていたのでそもそも活動範囲の広い生き物なのでしょう。
食欲旺盛でこの水槽では狭すぎた(=食べ物が無い、または足らなかった)のだと思います。
最初から予想していたことで、連れて帰ったのは間違いでした。理性より好奇心が勝っちゃったのよね・・・反省。
また季節が変わると水槽の中も何かしらの変化を見せてくれるでしょう。
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予想以上に活発
コノハミドリガイは無事かと水槽を覗いたけど海藻に着いていなくて心配したのもつかのま。ポンプのストレーナーに吸われていた。
もうダメかと思いきやポンプを止めたらポンプの上を元気に歩き回り飽きたら泳いで下りて今度はガラス面を歩いたりヒーターの上を歩いたり。
予想以上に活発でヒヤヒヤします。
しかし、外殻を持たないまま外敵に囲まれ、海の荒波にもまれても種を保っているだけあって見ため似合わずタフみたい。
コノハミドリガイ
今日はイソスジエビを数匹連れて帰ろうと磯採取に出かけコノハミドリガイを見つけました。
体長は1センチくらい。
白い体に白と黒のスポット
黄色いツノみたいなのが2本。
ヒラヒラしたハネみたいなものに黄色と黒の縁取りがあります。
コノハミドリガイが乗っている海藻は適当に選んでとってきたのですが
帰ってネットで調べてみるとエサはハネモなどの緑藻類らしく
これでいいのかは分かりません。
でも、活発にこの海藻の上を動き回っていて元気そうです。
ところがこの海藻、白くて羽か葉脈のように分岐した長い糸を先端から繰り出して海中の何かを捕まえてはシュッと引っ込めて養分にしている模様・・・。
海藻っぽいけど動物なの?
それとも何かが先端に寄生しているの?
ちょっと不気味。
我が家のDSB水槽は今日の午前中に7ヶ月ぶりの水換えをしたばかり
(昨年の9月以降水換えをしていなかったけど状態はとても良好)
カクレクマノミも病気知らずで飼育し初めてもうじき5年。
だから新入りの海藻に毒とか出されて調子を崩すのは困ります。
この海藻っぽい物とコノハミドリガイが弱らないかはしばらく注意して見ておきましょう。
今日の新しいタンクメイトは
・中層を群れっぽく泳ぐ小さいハゼ4匹
・底を這うハゼ1匹
・イソスジエビ6匹
・コノハミドリガイ1匹と海藻の固まり2個
今のところハゼはすぐエサを食べていたし
カクレクマノミは怯えてる様子はないけれど縄張りを主張するつもりなのか行動範囲が広くなって水槽内が活性化したようです。
しかし、磯遊びは面白いですね〜!
いい大人がしゃがみ過ぎて海におしりを浸けしまい、パンツをビショビショにしてしまうほど夢中になる楽しいものです。
もちろんビショビショになったのは私ですが
帰るまでには乾いたので助かりました。
カクレクマノミのクロちゃん
- 2011-04-04 21:15 (月) tags:
- カクレクマノミ
今日のお昼、カクレクマノミに餌をやろうとしたとき
壁と水槽の台の間に何か赤いモノが見えて
何っ!?と急いで見てみると
それはカラカラになったカクレクマノミ・・・。
手にとってみると右の胸びれに黒い点の模様がありクロちゃんと分かりました。
水槽から飛び出してしまってずいぶん時間が経っていました。
今回は気が付いてやれなかったのです。
2008年7月13日から飼い始めて三年足らず。
ヒーター故障による水温低下やワイルドなタンクメイトの乱入(いただいた野生のルリスズメが威嚇しまくりカクレクマノミが怯えてしまい餌を食べなくなったので、すぐにお返しした)など
数々の試練を乗り越えてきたのに。
白点病にもかかったことがない元気な可愛い子を失ってとても残念です。
体長3センチから6.5センチに成長していました。
相棒のシロちゃんはクロちゃんがいない異変に気が付いたようで
いつもは餌をやろうと前に立つと待ちきれないように寄ってきて
餌に飛びついてくるのにお昼は食べませんでした。
1匹いないだけでずいぶん殺風景に感じてしまいますが
慣れないといけませんね。
寝ぼけてたの?
居間にいたら突然チャポチャポ、ポチャンと大きな水音がして見に行くと
暗闇の中
カクレクマノミが水槽から飛び出して床に横たわっていたの。
まるで水から出たことを気がついてないみたいにジッとしてる。
手にとると普通の陸に上がった魚みたいに跳ね出した。
すぐに戻してやったらいつもの水槽の右奥にサンゴ砂を掘ったくぼみの寝床に戻り
何事もなかったかのように大人しくしてる。
独身の頃、最初に飼ったシリキスズメは水槽から飛び出したのを気が付かず
可哀相なことをしたから
今回は近くにいて助けることができてヨカッタヨカッタ。
それにしても我が家でカクレクマノミが飛び出したのは初めてではないかな。
驚いたり水質が悪化すると飛び出しやすいというけれど
もしや寝ぼけてたの?
寝相が悪かったの?
夜中だったら朝まで気が付かないから超キケン。
自力で戻るなんて1m以上飛び上がって5センチほどの三角形の穴を通らないといけないから絶対にムリだもん。
私がいるときにしてね。
飼い主とペット
最近、テレビなどを見ていてつくづく思うのが
飼い主と飼い犬がよく似ているなーということ。
子どもの頃からペットは飼い主に似るって言うよねー!と言っていたけれど、
そのころは見た目のことではなく、性格のことでした。
我が家で飼うペットは犬も猫も普段まったく鳴かなかったので
「飼い主に似て無口だねー」と
実際は決して無口では無かったと思いますが家族内でそう言い合っていました。
でも、最近は見た目がソックリだということに注目して見ています。
特に犬は笑っちゃうほど似ていますね。
チワワ、トイプードル、パグ、ミニチュア・シュナイザー・・・・。
丸顔、面長、目鼻口の位置関係とか、か弱そうな感じゴツイ感じ、表情。
飼い主の好む毛の刈り方によってもより似てしまっているようです。
私も犬のいる生活に憧れて
シーザー・ミランの「ザ・カリスマ ドッグトレーナー ~犬の気持ち、わかります~(原題:Dog Whisperer)」が現在、最もお気に入りの番組なのですが、
親兄弟が近くにいなくて自分達が旅行の時などに頼める人もいないので飼うことは出来ません。
先日、知人にトイ・プードルの子どもが生まれるけど飼わないかと声をかけていただいたのですが、とても残念に思いながらもお断りしました。
でも、考えてみたら私たち夫婦はトイ・プードルの飼い主にふさわしそうな(?)顔立ちをしていません。チワワという感じでもないし、かといって大好きなゴールデン・レトリバーという感じでもない。
うーん、私たちは犬顔じゃないのかも!?
それでは何かと考えて
あ、
クマノミ!
だって、私たちはカクレクマノミを飼っているじゃありませんか。
中高で紡錘形の顔立ちってわけでもないけど
あの小さな目が似てるかも。
ちなみに私は以前友達から
「(少年アシベの)ゴマちゃんに似てるーっ!!」って
ゴマちゃんを刺繍したお手製のお弁当袋をプレゼントしてもらったり
ゴマちゃん顔の女の子の絵を描いて「似顔絵っ!」って言われたりしていました。
どっちにしても海の生き物系なのか・・・。(--;
元ダイバーだからウレシイけどね。
~我が家のペット、カクレクマノミ~
カクレクマノミは2008年7月13日から飼育開始しているので2年5ヶ月目。
下に写ってるナガレハナサンゴは今年の暑い夏を乗り越えて8ヶ月目です。
ナガレハナサンゴは広がった時の大きさは当初の3倍はあるだろうし
触手も太くなり褐虫藻が増えて緑色が強くなりました。
どっちも私たちと相性いいのかもね!
遮光フィルム
私の家は正面の家の白い壁からの照り返しがとてもキツい。
夏に玄関ホールを通るときは
肌がジリジリとして室内にいながら日焼けするし、
まぶしくてサングラスをかけたくなるほど。
何より暑い!家中で一番気温が高くなるのが良くない。
だって玄関ホールには水温を一定に保ちたい海水魚の水槽が置いてあるのだから。
去年までは玄関が暑すぎて水温も32度とかフツーに上昇していたので
カクレクマノミやスターポリプは大丈夫だったけどハマサンゴがほとんどダメになっちゃった。
今年はナガレハナサンゴがいるし生き残ったちょびっとのハマサンゴは守ってあげたい。
そこで6月の終わり頃に窓ガラス用の遮光フィルムを張ってみました。
~右側のまぶしいところは遮光フィルムが足らず張れなかった。
あえて明かり取りにする~
すりガラス用の半透明で遮光率が高い無地のフィルムは
探したけど見つからなかったので
普通のガラス用のものを後先考えず
両面テープを使って力技で張った(正しくは貼った)のだけどなかなかイイ感じ♪
このフィルムの説明にはUVカット98%、日差しカット72%、光熱費36%カットと書いてあるけど確かにそのくらい効いてる感じ。
薄暗くなったけどそれは仕方がない。
劇的にジリジリ感はなくなり室温も上がりにくくなりました。
もっと早くやってみれば良かったな~。
今日は気温が30度になる前に玄関近くの部屋のクーラーを27度設定でつけて室温の上昇を抑えると水槽の水温はMAX29度。
このくらいまでならうちの水槽の生体はなんとか夏を越えられそう。
海水魚水槽には通常水槽専用のクーラーを使うようだけど
水槽用クーラーはそれ自体値段が高いし、専用のポンプもいる。
それぞれの置く場所と電源も確保しなければいけない。
耐久年数はどのくらいあるのか?
海水を循環させたら内部に藻もつくだろうから掃除もしなければいけないだろうし
水温は下がっても水槽用クーラーから温風が出て周囲は相当暑くなるらしい。
水冷ポンプだったら別に水槽もいってオーバーフローにしなければいけないかもしれないし・・・。
と考えるとトータルコスト的にはベストの方法かな~と考えている次第です。
ナガレハナサンゴが増えてきた
日曜日(11日)にナガレハナサンゴの位置を変えました。
これまで水流が強いようだったのでポンプを止めて対応していたのですが
それでは水槽全体の調子が悪くなりそうだったので
一番水流の弱そうなところを選んだら
観察にちょうど良い手前にのガラス面に近い所になりました。
~赤い矢印のところを大きく写したものが下の写真です~
我が家の水槽の環境が合ったのか
日に日に大きくポリプを伸ばすようになってきました。
奥にあったときにも薄々気がついてはいたのですが
小さい芽のようなものが
生えてきています。
シイタケでいうところの軸の部分に
写真右側のナガレハナサンゴには7ヶ所、左側には4ヶ所あるのを確認できます。
最初に気がついたときがいつか記録してなかったので定かではありませんが
短い間に数も増えて1つ1つが大きくなってきています。
小さいながら蛍光灯をつけていないときは一丁前に縮まっていて
水槽内が明るくなると手足をいっぱいに伸ばすように広がってきます。
~花のような、芽のような・・・ナガレハナサンゴの赤ちゃん~
この水槽に仲間入りして10日ほどしか経ってないのに
成長が早い!
ハードコーラルのナガレハナサンゴが
こんなに成長が早いとは思ってもみませんでした。
どんどん大きくなって収容しきれなくなったらどうしよう・・・と
気の早い心配までしつつも
これからの成長が楽しみです。
ナガレハナサンゴ2日目
ナガレハナサンゴを水槽に入れて2日目。
お昼13時頃に水槽をのぞくとポリプが出ておらず小さくカチンカチン(見た目の硬さで触ったわけではない)になっていました。
~4月4日13時16分撮影~
昨日のエントリーの写真はお店から2時間ほど車にのせて帰り
水槽に入れた直後に撮ったものです。
移動中に入れていた袋の飼育水の中には白いワラワラとしたものが
沢山浮いていて相当ストレスがかかって何か分泌したようでした。
が、ポリプはなんとかまだ開いてる状態でした。
それが今は骨格が見えそうなくらい小さくなっています。
我が家では13時に水槽の蛍光灯が点くようにセットしてあるので
まだ点いたばかりで光量が足りなかったのか
もしくは水流が強すぎるのかもしれないと1つポンプを止め水流を弱めて様子を見ることにしました。
それから見るたびに少しずつポリプが膨らんできて
夕方にはごらんのように大きく広がりました。
~4月4日18時14分撮影~
あ~、良かった。
ダメになったんじゃなかったんだ!
ちなみに家にあるCORALS(日本語版)という専門文献で調べてみると
"昼間にポリプを開く"とありました。
そして自然界ではないが水槽という環境下ではクマノミが
ナガレハナサンゴを宿主とすることがあるらしいのです。
お店でこのサンゴを選んだのは
カクレクマノミが共生するイソギンチャクは飼育が難しいので
似た感じのポリプがヒラヒラするサンゴがあったらいいな~ということだったから
もしカクレクマノミがナガレハナサンゴにスリスリ摺り寄ってくれるようなことになったうれしいな。
新入りが入ると水槽から目が離せません。
ちなみにCORALSに掲載されていたナガレハナサンゴの海中写真の中に
我が家のとそっくりな色のものがあったので
お店の人が言われたとおり「白っぽいのは個体差」なのかもしれません。
疑ったりしてごめんなさい。
楽天♪ CORALS
ナガレハナサンゴ
カクレクマノミの餌が残り少なくなっていたのでペットショップに行き
ナガレハナサンゴ(と餌)の入った袋を抱えてニコニコワクワクしながら店を出ました。
ここのところ既存のスターポリプやカクレクマノミが大きくなっていく以外は変化のなかった我が家の水槽にナガレハナサンゴグリーン(ブリード)が仲間入りましたよ。
~写真中央奥でVの字型に立っているのが新入りのナガレハナサンゴ
そして忍び寄るヤドカリ~
水流が直接当たらない方が良いとのことだったので奥まったところの配置になりました。
お店ではナガレハナサンゴグリーンと書いてあったけど緑色はうっすらしています。
共生しているはずの褐虫藻が抜けてるんちゃうかと思ってお店の人に聞いたら「個体差もある」とのこと。
それを真に受けたわけではないけれど買うことにしました。
他の発色のきれいなナガレハナサンゴ(¥7,980)に比べて安かった(¥4,000)ことと、これはブリードで水槽で増えた物ということだったので・・・。
水槽に入れてすぐヤドカリが近づいてきて登りだしたのでピンチ!!かと思いきや土台のところまでで留まってくれてセーフ。
夜になるとヨコエビ達がまたまた土台の上で大運動会。
入ってすぐからナガレハナサンゴは人気者になっているみたい。
我が家の水槽に適応して元気に大きくなって、
ついでにグリーン度もアップしてくれたらいいな~と期待しています。
水槽危機一発
現在、平日の朝は6時半に起きてます。
まだ太陽は出ておらず薄暗い中、まず水槽を覗くのが日課です。今日はカクレクマノミが二匹とも水槽の奥の角っちょで重なるようにして横たわりジッとしていました。
「いつもは寝ぼけているにしろもうちょっと高いところでヒラヒラ泳いでいるのになんだか変だね、トゲトサカもスターポリプも完全に閉じてるし」と旦那さんと異変に気づきながらもまだ外が暗いからかな、海水が蒸発して塩分濃度が濃い(といってもダメージを与えるほどではないが・・・)からかな?と通常通りに朝の支度をしていました。
9時過ぎて餌をやろうと水槽の前に立ってもまだカクレクマノミが動こうとせず、ようやくこれは絶対に変だと感じました。あちこち確認しているとヒーターのサーモスタット作動確認ランプが消えているのに気づき、水温計を見るとなんと15.5度!!キャーッ!!大変!
ずっと24度で安定していた水温が激下がりです。
程なくサーモスタットが故障していると分かり予備の古いサーモスタットを出してヒーター2本入れて温め始めました。
水温が17度位になったときにカクレクマノミのシロちゃんが横たわっていた体を立て直して時々ヒレを動かすようになったのですが、クロちゃんはまだ横たわったままでした。
見ているとシロちゃんがまるで雪山で遭難した時のように眠ってしまいそうなクロちゃんを何度も口でチョイチョイと突付いて起こそうとしているかのようでした。「おい、寝るな。寝たら死ぬぞ!」と。
ま、自然界ではまず自分の生命維持が最優先なのでしょうから私が勝手に微笑ましく思っただけなんですが・・・。
2時間余り経って、ようやっと24度に戻りカクレクマノミも行動範囲は狭いながらも2匹とも泳ぎ始めました。ヨカッタ~。
海の生物はもろくもあり強くもあり。
今までのスキューバ・ダイビングと水槽管理の経験で水温さえ戻れば元通りになり問題ないだろうと確信していましたがもしかすると異変は昨日から起こっていたのかも。
夕方いつもより早めに帰宅できた旦那さんがカクレクマノミに餌をやっていて「喰いつきがどうも悪い」と首をひねっていたのです。その頃から水温が低下しはじめていたのでしょうか。15時間以上低温に耐えていたとしたらなんて可哀相なことをしてしまったのかしら。さすがにこれ以上はカクレのみならず水槽全体が危なかったかも。
いや、改めて水槽崩壊しなくてヨカッタ。
なんでも慣れたころに落とし穴。油断大敵ですね。
カクレクマノミはやっぱり可愛い
昨日、カクレクマノミ(体長3センチ)を2匹買いました。
国産ブリードということが関係あるのかどうか、人に慣れていて逃げたり隠れたりする様子が全くありません。
カクレクマノミのカクレは「隠れる」からきていると思うのですが・・・。(^_^;
それどころか、まるで池の鯉のように寄ってきます。
ちょこまか動きまわるものの近くにきてくれるので写真は非常に撮りやすいです。
2匹とも水槽に慣れるのも早いし、翌日には人工飼料(←フタを開けるとかっぱえびせんの香りがする)もよく食べて心配しなくて良いのがうれしい。
それより何より仲が良くていっつもひっつき合っているのが微笑ましくてマル。(^^)
我が家の新しい仲間、カクレナイクマノミ達も宮古島の新城海岸のブイ下にいたカクレクマノミのように元気に巨大になっていって欲しいものです。
カーリーのオモシロ駆除方法
今までにカーリー(セイダカイソギンチャク)を以下の方法で駆除していました。
・ゼムクリップの先をコンロで焼いて押し付ける
・ハンダゴテで焼きつける
しかし、
危険を察知するのか縮んで見失ってしまったり
マメスナギンチャクに近すぎて駆除できずにいた個体もありました。
さすがカーリー。
隠れ身と人質を盾に生き延びる術を知っています。
だからといって焦る必要もないだろうとその後はただ観察を続けていました。
そんなある日のこと
水槽の中央で周囲には何も無いサンゴ砂の上に
カーリーがポツンといるのに気が付きました。
これはチャーンス!!
実際、カーリーは気に入った場所を求めて移動します。
水槽の正面から見える側でスターポリプにくっつくようにしていると思ったら
次に気が付くと真裏のライブロックのくぼみで髪をなびかせていたりするのです。
この時はマメスナギンチャクの付いたライブロックから別のライブロックに大掛かりな移動をしていたところでした。逃走中の犯人が「はっ!見つかった!!」といったところでしょうか。
それにしても我が家のライブロックは下から棒で支えてサンゴ砂から浮かしているのに、よく下りれたな~と感心します。
で、
さっそく「確保!」
もう逃げ延びることは出来ないと観念したのか大人しく捕まってくれました。
サンゴ砂数粒と一緒にカーリーはトングに挟まれ水槽から出され駆除終了。
むっちゃ簡単。かつ確実。
移動する習性を利用した見事なやり方です。(得意の自画自賛)
めでたし、めでたし。
これで完全に我が家の水槽からカーリーは消え失せました。
その時に日付けを記録してなかったのですが
後で考えると今年の3月2日の換水のときだろうと思われます。
それから一ヶ月。まだカーリーを確認していません。
こんなに何も傷めない駆除方法が他にあるかしら。
カーリーに悩んでいる貴方!今日からは観察あるのみ!?
我が家の水槽のカーリー駆除の軌跡(最初のは勘違いなんだけどね)
2005.10.21 クラゲ なの?
2006.04.29 銀ちゃん、いずこ
2007.11.03 カーリーの駆除方法
2007.11.25 再びカーリーが出現
2008.04.03 カーリーのオモシロ駆除方法
2011/1/7追記
ライブロックなどの物の上に付いてる状態で駆除しようとすると隠れてつまんでも千切れるし、ブラシでこすってみても全部が取りきれず断片が残ってまた復活してきますが、サンゴ砂の上にいるところをつまみ出すと断片が残らないので確実に取り除けます。
3年近く経ちますが未だにカーリーを水槽内で見ることがないので
駆除は成功しています。(^^)v
コウワンテグリ
1月6日(日曜日)。
ペットショップに赴き、コウワンテグリ(オス・体長約4センチ)を1匹を買って帰りました。
我が家はDSB水槽になってから今まで、サンゴ中心で魚を入れていませんでした。だけど、もし入れるならこのコウワンテグリかセソコテグリを入れたいと考えていました。
魚の選定条件は水槽の水質維持の為に小型であること、砂に潜らないことです。
更に人工餌を与えずに水槽内のコケとか海藻とか勝手に増える微小な生き物(ワラワラやヨコエビ)を食べて生き続けてくれたらベストです。
我が家のコウワンテグリのテグちゃん
コウワンテグリはスズキ目ネズッポ科コウワンテグリ属の魚です。
いわゆる底物(ソコモノ)でチョコチョコと這うように動きまわります。
同じネズッポ科で美しい模様のニシキテグリは水槽飼育するには臆病な性格でなかなか姿を見せず、また人工餌に餌付きにくく長期飼育が難しいと聞いていたのでコウワンテグリも同じような感じかなと思っていたのですが水合わせを終え水槽内に放しても最初から堂々として隠れて怯える様子はありません。
砂粒を一粒口に入れてはモゴモゴ、プイッと出すのも愛らしい。
姿は地味ながら動き方は愛嬌があってすっかり気に入ってしまいました。
しか~し、夜になって電気を消し、しばらくして薄暗がりの中様子を伺うとコウワンテグリの姿が見えません。
寝る時はライブロックの影に隠れるのかな?と思って二階に上がりネットで飼育方法や生態について調べていると驚愕の事実が・・・!
「寝る時は砂に潜る」んだって~!!
DSB水槽は濾過槽を持たず底砂で脱窒(還元)を行うナチュラルシステムの水槽なので底砂を掘り返すのはご法度なのに大誤算。
さて翌朝、まだ薄暗い時に覗いてみると
T字型に出っ張った目と鼻(人間で言うところの鼻の辺り)だけ砂からチョコンと出して体は砂に埋まった状態でテグちゃんはまだ寝ていました。
その様子がとっても可愛らしいので、
許す!!
再びカーリーが出現
にゃんとカーリーがまた発生しました。ショック。
マメスナギンチャクの付いてる(以前カーリーが1個体いた)ライブロックの駆除した場所のすぐ近くに1個(大きめ)と、裏側に3個(小さめ)。
今までは見つかってなかったハマサンゴとイバラカンザシが付いているライブロックにも頂上に1個(小さめ)。
どちらも同じペットショップで買って帰ったものなので、そこのストック水槽にカーリーが蔓延していたのは購入する時に見て確認済み。
駆除したものが原因で増えたのか、お店の水槽で既に付いていたカーリーを今になって気が付いたのか。後者であって欲しいものだ。
今回はバージョンアップして百円均一ショップでハンダゴテを買って来て使うことにしました。
電気で熱がずっと供給されるのですぐに冷めてしまわず良いのではないかと思ったから。
手順は
カーリーをピンセットで千切り、ティッシュで水分を吸い取って
尖ったハンダゴテの先をピンポイントでジューッと焼き付けて駆除。
しかし、水中で確認するも危険を察知したのか縮んで見当たらなくなり結局2個体しか出来ず4個体は野放し状態で無念!
また次の換水のときに残りを駆除する予定。
今後も観察を続けます。
その後の水槽では駆除しました。方法は以下のエントリーにて・・・。
2005.10.21 クラゲ なの?
2006.04.29 銀ちゃん、いずこ
2007.11.03 カーリーの駆除方法
2007.11.25 再びカーリーが出現
2008.04.03 カーリーのオモシロ駆除方法
カーリーの駆除方法
以前の水槽にいた「カーリー」はどうも似ていただけでクラゲだったようです。
今回、ハッキリと雑誌などで紹介されているそのまんまの姿で髪(?)をなびかせていたので「今度はカーリーに間違いない」と確信しました。
ちなみにカーリーと呼ばれているものは別種と混同されていることが多く
実は間違いであるとよく指摘されています。
我が家のも触手がカールしたようになっていなかったので実際はセイダカイソギンチャクだと思います。
話は元に戻りますが、今回は念願のDSB水槽を立ち上げたばかりなので失敗したくありません。
ハマサンゴやマメスナギンチャクが入っているので大事をとって駆除することにしました。
つまんだり千切ったりはもちろん薬やエビやウミウシなどは場合によっては成果が上がらないことがあるようだし、他に影響があると困るので違う方法を考えました。
まず、お店で買ってきたその夜にマメスナギンチャクとスターポリプの台になっているライブロックに一個体カーリーが付いているのを確認しました。
翌日そのライブロックを取り出し、ペンチで挟んだゼムクリップ(外側の先を伸ばす)の先端をコンロで真っ赤になるまで焼いてジュッとカーリーをめがけて突くようにして焼いて駆除しました。
これでもかと念には念を入れて手早く3度焼いてライブロックを水槽に戻しました。もちろんマメスナとスターポリプにはダメージはありません。
注意事項としては
水中から出したら見失います。
水槽に入っている時によく場所を確認しておく必要があります。
違うところを焼いたらショックです。
駆除を実行したのは10月21日のことです。
2週間経過した現在もカーリーは再生している気配はありません。
ゼムクリップの太さと長さが絶妙だったみたい。
またしばらくして根絶したか報告(または再生が発覚することがあれば公表)しますが、ピンポイントで他の生態や水質には影響なくてベストの方法だと思っています。
こうご期待!!
その後の水槽では駆除しました。方法は以下のエントリーにて・・・。
2005.10.21 クラゲ なの?
2006.04.29 銀ちゃん、いずこ
2007.11.03 カーリーの駆除方法
2007.11.25 再びカーリーが出現
2008.04.03 カーリーのオモシロ駆除方法
ヨコエビ
この夏の間、濾過槽を持たないナチュラルシステムの水槽を実験がてら立ち上げて様子を見ていたのですがなかなか調子が良いようなので涼しくなり本格的に水槽のサイズを大きくして立ち上げ直しました。
お休みが日曜日の1日しかなかったので残りの作業である古い実験水槽の片付けは月曜日に独りで1日がかりでやりました。この日の最も大事な使命はサンゴ砂の中に潜む生物を捕獲して新しい水槽に移すことです。
以前、釣りの餌をつけるのは全部他の人にやってもらっていた私ですが水槽の為となると必死です。サンゴ砂を少量ずつプラケースに取り、ゴカイやクモヒトデを探しました。
これらを素手で捕獲し新しい水槽にそっと放し着底して砂に潜ったりして落ち着くまで見届けます。これらはナチュラルシステムには無くてはならない存在なのです。
そうやって入れた中に2ミリ~6ミリ程の「ヨコエビ」がいます。
体をUの字型に曲げてエビを平べったくしたような形をしていて水槽中の掃除屋さんであるとともに他の生き物の餌にもなるのです。
指の上では動いていたのに、水槽に放した途端ジッとして水面を漂い続けていたのでてっきりペーハーショックでダメだったのだろうと思っていました。
それが夜になりちょうど見ていた時にスーッと水流に押されてライブロックに付いたら急に歩き出しました。死んだのではなかったのです。
今日も水面に2匹ヨコエビが浮いていたので、水が合わなかったか脱皮殻かと思って見ていたら、やがて水流に押されて着底した途端大粒の砂(直径1ミリ弱)を抱きかかえて横たわりクルクルと回しながらコケらしきものを食べている様子です。それからまた砂粒を放して水流に乗って水槽内を巡っています。
どうやら浮いたり水流に流されるのが彼らの移動手段のようです。
こうやって新しい水槽は海水魚も入れもせず、マクロな生き物を水槽面に鼻をこすりつけながら観察するというマニアックな方向に突き進んでいるところです。
私達夫婦は元々ダイビングで知り合いました。
知り合う以前からお互い海中でマクロ写真を撮っていたという趣味趣向を考えれば当然の流れですが、お客さんが来て水槽を見てもらっても何が面白いのか理解しにくいかもしれません。私も分かってもらえる自信はありません。
しかし、毎日新しい発見があり何時間見続けても飽きることがありません。
ライブロックや採取した海水に含まれる小さな生き物が環境が合えば活動を始めたり増えたりするので後から後から顔をのぞかせるのです。
今日はピンクがかった粉くらいの小さな粒がたくさん海中を舞っていました。
何かの卵かもしれません。
まだまだ気が付いていない色々な生き物が潜んでいそうです。p(^^)q
新しいタンクメイト
夏の盛りに水換えがなかなかできず水質が悪くなっていた為に、水換えをすると水質が変わったショックで魚が死んでしまい当分新しいタンクメイトを入れることが出来ませんでした。
もっとも、魚といえどギンポの銀ちゃんは元気に成長し続けています。
さすが磯モノ。強い!
いまだに魚を増やすのはオアズケにしていますが、先週のことスーパーで夕食用に買ったアサリを砂出し(水道水に塩を入れて)していたところ旦那さんが「入れよう、入れよう」というので水槽の中にひとつポトンと投入してみました。
もしこのアサリが死んでしまったら身は即、エビ達の餌です。
量が多いので餌をやりすぎたのと同じことになり、残餌は腐り水質は悪化し悪臭もただようとロクなことになりません。水質変化によるショックを防ぐ為に「水合わせ(注1)」をした方が良かったかもしれません。
注1 元の海水に時間をかけて少しずつ水槽の水を足してゆき、新しい水質に徐々に慣らすこと
しかしそれは杞憂でした。
投入後ちょっと目を離した隙に砂を掘って潜ってます。
翌日の朝、見当たらないと思っていたら十センチ以上の距離を移動してお気に入りの場所を見つけて落ち着いていました。貝の殻しか見えず、水管や足は観察できませんがなかなか活動的です。
とうとう投入から一週間経ちましたが砂から出たり潜ったりしているので今日も元気(?)に生きているようです。
最近ではエビや銀ちゃんは眼中になくアサリの観察が楽しくなってきました。
そういえば以前、アサリは水質浄化に効果があるとテレビかなにかで言っていたような気がします。我が家の水槽も浄化されているでしょうか。
今日はまたスーパーで活アサリのパックが目に付き買ってしまいました。
1パック99円。
そしてまたまた水槽に一番活きの良さそうなのを選んで投入してしまいました。
なんか安あがりに楽しんでます。
他にも何か安くスーパーで売ってる海の生き物ないかな・・・。
茶ゴケ
しばらく都合がつかなくて水槽の水換えがおろそかになっていたのでこの3連休中に土日と続けて15リットルずつ換水しました。満水では54Lの水槽にサンゴ砂やライブロックなどを差し引くと全水量の半分程度を入れ換えたことになるでしょうか。
綺麗になった水槽を見てくつろぐ時間はエビや魚達も喜んでいるように見えて手のかかる作業もやり甲斐を感じる楽しいひとときです。新鮮な海水にクモヒトデも手をいっぱいに延ばし緑色のサンゴも今までより一回り大きく共肉を膨らませています。
しかし、一日経って水換え前には気がつかなかった(多分無かった)茶ゴケが少し発生してました。水槽を新しくセットしたばかりでバクテリアが十分に定着していない時に発生するコケです。
とても良い環境になったと思っていたのにどうやら間違いのようです。
いくら新鮮な本物の海水といえど、そのままでは水槽に見合った能力は出せないということでしょう。
海と水槽では生体の密度が違うので海では足りてバランスがとれていても水槽の中では水に対して生き物の残餌や排泄物などの汚染物質の割合が圧倒的に多くて分解が間に合ってないのです。
自然界ではバクテリアがその場その時に足りるだけ増えたり減ったりしてバランスをとって成り立っているのだと改めて実感しました。
普段の生活の中で意識することは無いでしょうが畑でも海でも空気中でも人の目に見えないだけで四六時中、バクテリアなどの微生物が活躍しているのだから私達も無駄な汚染や殺菌効果のある洗剤などの使用は控えるようにした方が良いでしょうね。
ま、もしバクテリアがいつも見えたら逆に殺菌してしまうかも・・・ですけど。
実際は無くてはならない大事な生き物です。
アカスジのハッチアウト
我が家にはアカスジモエビが2匹います。
お店で最も小さいのを選んだのですがもう今は大きくなり過ぎてやや持て余し気味。というのも元々はクリーナーとしての働きを期待して入れたけれど役に立たっていないのです。
海中では大きなウツボなどをクリーニングしているだけに水槽に手を入れた時にアカスジが飛びついてきたら反射的に手を引っ込めるほどギザギザの足が痛いので60センチ水槽に入る程度の魚には堪らないようで誰もクリーニングしてもらいたがりません。
働かず餌を食べ他の生き物を蹴散らして歩く「ヌシ」のような存在ですが見た目は白く長いヒゲを持ち、赤い背中に真っ白なラインが1本通っていて綺麗です。
この2匹は殆どいつも両方共が卵を抱えています。
最初の頃はどっちもメスなのになんで卵を持つのか謎でした。想像妊娠!?無精卵でそのままハッチアウトしないのではないかと考えていましたがちゃんとハッチアウトして小さな赤ちゃんエビが無数に水槽内を泳ぎ(漂い?)回るのでこの水槽内には間違いなくオスもメスもいるということになります。それが分かれてないだけで・・・実はそれぞれがオスでありメスである両性(同時性雄雌同体)を持つエビなのです。
しばらく暑すぎたせいか抱卵してなかったので今日は久しぶりにハッチアウトした赤ちゃんエビを見ることができました。電気を消した後、水槽の中が落ち着かない様子(他の生き物の餌になってる)なのを旦那さんが気が付いて覗いているとハッチアウトした直後で2~3ミリで小さいながら足を細かく動かして水流に翻弄されてました。
さすがにこのまま大人になるまで成長するには食べるものや環境が良くないので残念ながら明日の朝になればもう水槽内に見ることはできません。せめてみんなの栄養になっておくれ・・・。
そういうわけでアカスジの抱卵とハッチアウトは分るのですが昨日はカニがお腹に卵を抱いているのを発見しました。このカニは6月にヤドカリ用に海で拾ってきた貝殻に潜んで水槽内に入ったようなのですが既に3ヶ月経過し、大きくなって砂を掘り返して景観を崩すので困り者です。カニこそ1匹だけしかいないのに何で抱卵しているんだろう?
小さな水槽の中は謎だらけです。
ヤッコはあまくない
中層を泳いで我が家の水槽の環境に慣れてきたように見えたフレームエンゼルフィッシュ。
体をこする動作も見られず良い感じ。
体色の赤と紫は華やかで、ここにいると思うだけでウキウキ。
とはいえまだ来たばかりなので午前中はおどかさないないように通りすがりにチラッと見て確認する程度にとどめ、お昼の餌の時間までは近付かず家事に専念するようにしていました。
正午に水槽の明かりが点くようにタイマーをセットしているので台所にいるとパチッとスイッチの入る音がしました。しばらくして水槽の方を見るとフレームエンゼルが揚水パイプの後ろに隠れるようにしています。明かりが急に点いたので驚かせてしまったのかも。しばらくしたら出てくるだろうと思っていたけれど40分程経って餌を投入しても食べるような様子がありません。物陰から出てきたものの餌がすぐ目の前を落ちても反応せず別の物陰に隠れジッとしています。
完全に様子がおかしい。息が荒い。
またそれから40分後、ゆっくり水槽の底に落ちていく。
時々体勢を立て直して泳いではまたゆっくり沈んでとうとう横に倒れてしまった。
午後4時。とうとう動かなくなっていまいました。
まさか翌日にとは予想もしていなかったのでとてもショックです。
ヤッコ類はとても飼育が難しい魚でヤッコが飼えれば脱ビギナーなのだそうです。もっともっと勉強してからじゃないと手を出してはいけない魚だったのですね。
夕飯の時に何が原因だったのか反省会をしたのですが、どうすれば失敗しなかったのかは二人とも分りませんでした。反省もこめてこれからよく調べます。
我が家のエンゼル
可愛らしいフレームエンゼルという魚が新しく仲間入りしました。
水合わせの時も落ち着いていたし水槽に放してからも全体をゆったり見回る様が良い感じです。攻撃性や隠れて出てこない等の臆病さがないので見ていてくつろぎます。
実は今までで一番のお値段でした。ちょっと体をライブロックや水槽のガラス面にこすりつけたりするような仕草もあるし、お腹の辺りに傷もある(お店で買うときに気が付かなかった)のですが、今までこの水槽で白点でダメになった魚はいないしヒレが少々ボロボロになっていても治っていた実績があるのでしばらくしたら治るだろうと気軽に考えています。
ネットで「フレームエンゼル」と試しに検索をかけてみると天使の人形のついた写真立てや額縁付きの天使の絵が沢山かかってきました。成る程ね~、確かにそれらはエンゼルのフレームに違いない。
猛暑の中でも
雨の日が続いていたかと思うと一変して今度はピーカン!最高気温が33度とか34度という日が続いています。何もしないでいると気温の変化に伴って水槽も水温が上昇してしまいます。
通常は水温が25度になるよう設定していますが夏場は27度位までは許容範囲かなと思っています。それを超えると弱るものが出てくるので水温計を見ながらヒヤヒヤしています。
もっとも我が家で飼っているようなエビやヤドカリは磯で採取したものなので乗り切れるでしょうが、珊瑚は弱ってしまうものがでてくるので何か対策が必要です。
一般的に海水魚は淡水魚に比べて水温の許容範囲が狭く急激な温度変化にも弱く水温を一定に保つことが大切だと言われています。水槽専用のクーラーでもつけてやると良いのですが弊害(値段、ランニングコストが高く室内に熱気が出るなど)もあるようなので専用のファンをつけてしのいでいます。これで気温より2,3度は下げられます。今のところ最高29.5度まで上がってしまいましたが水槽の仲間達は元気そう。
逆に最近、日に2回やっていた餌を試しに1回に減らしてみたらライブロックやガラスの藻をよく食べるようになり水槽もキレイになるし残餌による汚染も減ってコンディションは絶好調かも。
なによりチビで胴が透けてたギンポの銀ちゃんも大きくなりました。
ヤドカリ用の貝殻に入って愛嬌をふりまく銀ちゃん。まだ2センチもないチリメンジャコサイズ(2005/12/6撮影)
今日の銀ちゃん。5センチ近くにもなったけど相変わらずの愛嬌者。
うっそ〜ん
今日は磯遊び日和でした。
日曜日のお昼がちょうど大潮の干潮時間とあり、海岸は既に人でいっぱいです。
アサリ掘りの人達が自分のバケツをいっぱいにしようと懸命にクマデのような道具を駆使して大粒のアサリを掻き出しているなか、ダイビングブーツに底の深いタッパーウェア、金魚をすくうような小さな網とステンレスのトング・・・と、どうもいでたちの異なった二人組が登場。じゃぶじゃぶタイドプールを探しては覗き込み「いる」とか「いない」とか。
何を隠そう私達がまたまた水槽に入れる生物を採取していたのです。
今回はイソスジエビとホンヤドカリ、クマノコを補充するだけのつもりでしたが、思わぬ大物(小物?)と遭遇。
比較的大きなタイドプールで一匹とり残されていた小さい魚を見つけました。ちょこちょこと動くので海の中ではとても捕獲は無理ですが閉ざされた空間ではワケなくゲット。
弱らないように早々に引き上げて水槽に入れたのは午後4時頃でしょうか。
普通は水合わせという作業を時間をかけて行うのですが、磯モノなので何の躊躇もなく水槽に投入。
携帯電話のカメラを向けても逃げたり隠れたりする様子もなく、慣れないながらもガラスについているコケを突っついたり、ちょっと遠征して他の魚に挨拶(?)したりして愛らしい姿に心和みしばらく水槽の前から離れられませんでした。
どうやら柄や形からオヤビッチャ(スズメダイ科)の幼魚のようです。
スズメダイの仲間は群れで生活しますが、縄張り意識もあるし気が強く他の魚を攻撃することで知られています。オヤビッチャはどうでしょう?
ちなみにオヤビッチャは今まで潜った柏島や渡嘉敷島はもちろん、フィリピンやパラオにもボートに乗る前から船着場で海を覗くともうそこに群れているという、私の中では水中でカメラを向けようともしなかった雑魚中の雑魚。
ダイビング仲間の友だちが大事に水槽でオヤビッチャを飼って喜んでいると知ったらなんて言うか・・・。
そして、2時間が経過。
水槽の中は悪魔が到来したように落ち着きのない緊張感が漂い、小さな小さな体長1.5センチ程の新入りが他の生物を威嚇し隅から隅まで制圧しようと忙しく泳ぎ回って目を光らせていました。
動くスピードが早すぎて、もう写真など撮らせてもらえるような状態ではありません。
こんなに可愛いのに、こんなに暴れん坊だなんて「うっそ~ん!!」という感じです。
明日、それとも・・・。
この水槽にまた平和が戻ってくるのはいつになるでしょうか。
銀ちゃん、いずこ
今日は一ヶ月ぶりの水槽の水換えをしました。
そして水槽設置して1年近くなったので、併せて初めての大掃除もしました。
春になり季節的なものか、はたまた水質が悪いせいか海草などが激しく茂っていたのでそれを取り除く為にまずライブロックを取り出します。
それからガラス内面を磨くと落ちた汚れが広がって水質が悪くなるので生体も別の予備水槽に移しました。ケラマハナダイやアカスジモエビ、イソスジエビは小さな網2本で挟み撃ちにすると意外に簡単に捕えることができました。クマノコは手で捕まえて、ヤドカリはトングで。
後はゴシゴシ、ジャブジャブ地道な作業が続きます。
ようやく新しい海水を入れて旦那さんがライブロックを組み直していると・・・
「あれ、銀ちゃんは?」
「あ!!」
あろうことか、一番のお気に入りの銀ちゃんの存在を全く忘れてしまっていた!
そういえば掃除を始める前から全く目にした覚えがないし、水をギリギリまで抜いた時もどこにも見当たらなかった。
銀ちゃんは去年の秋に磯場で採取したギンポで捕まえた頃は小さくて細いチリメンジャコ位しかなかったのに今では体長は4センチ超、体高も4ミリほどに成長。大きくなるにつれて態度も大きくなり愛嬌を振りまいてくれていたのに・・・。
お昼から清掃作業を始めて午後3時頃に全て終了し明るく綺麗になった水槽を覗いても銀ちゃんがいないので気持ちは暗い。
いくら考えてもどこでどうしていなくなったのか納得がいかない。土に潜る性質の魚じゃないし、水を抜く時に吸い出してしまったのだろうか。ずっと吸い口も吐出口もそれぞれが見ているから銀ちゃんが吸われたら分かるはずなのに。
夜になり餌をやった後旦那さんがコンディションを落としている生体がないか水槽内を注意して見ていたらライブロックの割れ目から「どうってことないよ」というようにヒョッコリと顔を出している銀ちゃんを発見。時間は午後8時。
ライブロックを水槽から取り出して歯ブラシでゴシゴシ擦っていたときもエアレーションも温度管理もされていない状態でもジッとライブロックに潜み、水槽に戻ってからも気配を消して安全を確認していたのね。
今日は磯場の生き物の生命力と、小さな生物の隠れ家ライブロックの底力を見せ付けられました。
我が家のワイルド水槽のアイドル銀ちゃんは、まさにワイルドでした。
そういえば、一般的に水槽のならず者扱いされているカーリーことセイダカイソギンチャクもライブロックについていましたが、歯ブラシ攻撃をものともせず見事に長い(といっても2,3ミリ)髪をなびかせていました。
こちらも駆除が難しいとの噂どおり頑強、ワイルドです。
ま、我が家の水槽では大きくもならないし実害は無いので駆除するつもりもないですけどね。
<追記> 2007/11/3
その後の水槽では駆除しました。方法は以下のエントリーにて・・・。
2005.10.21 クラゲ なの?
2006.04.29 銀ちゃん、いずこ
2007.11.03 カーリーの駆除方法
2007.11.25 再びカーリーが出現
2008.04.03 カーリーのオモシロ駆除方法
換水の後
今日のお昼に水槽の水替えをした直後、ケラマハナダイの一匹が死んでしまった。夜になり残りの一匹もまだじっとしていて状態が悪い。
海水魚は水質の急激な変化に弱い。いつもは近づいてこないのに新しい海水を水槽に入れているホースの口の近くまで何度も来たことでphショックなどを起こした可能性が最も高いと思われる。それまで全く普段通り元気に泳いでいたのに自分の作業ミスで大きなストレスやショックを与えてしまった結果だと思うと申し訳なくてたまらない。
ちなみにギンポやヤドカリ、イソスジエビは磯からの採取生物なのでダメージは見えない。さすがだ・・・。
<追記>2006.3.28
翌朝には餌も食べ、体力は回復したように見えます。
ただ、一時弱ってしまったことで水槽内でのニッチ(生物学的な地位)が下がり他の生物に襲われそうになっていた後遺症か怖がってすぐに隠れるようになってしまった。メダカほどもないギンポの方が自由に振舞っている。
しかし、一匹生体がいなくなったとか、弱ってるとか、それぞれが互いの状態をよく把握している。
自然界のバランスってこうやってとっているのか、スゴイなあ。
大掃除終了
綺麗になった!
60センチ標準水槽なので容量は54リットル。サンゴ砂やライブロックも入っているので50リットルくらいでしょうか。一般的には2週間に一度1/3~1/4程度の換水をするように言われてますが、人工海水じゃないので栄養分やバクテリア、未知なる生物(?)も豊富だからきっと良いはずと思い込み、いつも一気に23リットルの半換水を実施。換水後の反応が良いのでいつも「水換えてやって良かった~」と満足感があります。クモヒトデは喜んでみんなバンザイしてるし、エビも珊瑚も大騒ぎ。
珊瑚の大騒ぎって・・・?
触手をいっぱい出して喜びを表現するのですよ。
きっと目に見えない栄養がたっぷり含まれているのでしょうね~。海って偉いね!!
水槽も大掃除
お正月から魚達の体調を心配しなくていいように水換えをしておくことにしました。
天気も良く温かいので絶好の換水日和です。我が家はいつも海で海水を調達しているのでまずは海岸までドライブなのだ〜!
今日はとっても水が澄んでいました。
クラゲ なの?
海水魚を飼っている人の間でとても嫌われていて、見つけ次第駆除すべきものとされているのが「カーリー」と呼ばれるセイダカイソギンチャクだ。
ルックスは細い女性が長い髪をなびかせているような感じか・・・!?
なぜそんなに嫌われているのかというと強い刺胞毒があり珊瑚や魚にダメージを与えるし、旺盛な繁殖力でどんどん増えて見た目も悪くなるからだ。
先月のこと、某水族館に行ったときにいくつかの水槽に猛烈に繁殖して頭部(?)がお茶碗程に巨大化して他の生物が肩身狭そうにしているのを見たばかり。そのときにはまだ我が家の水槽にはカーリーは見つかっていなかった。
その後ほんの2週間程前か、小さな背丈5~6㎜直径2㎜位の小さなカーリーらしき物を1個体発見。それからはどんどん増え続け今では数え切れない。
これが駆除しようにも下手にちぎったり擦り落とそうとすると、かえって増えてしまうと聞いているので手が出せない。旦那さんは「彼らは海水中の病気の素になる微生物を濾しとって食べてくれるフィルター生物なんだよ」と言って全く駆除する気はないのでカーリーの楽園になる可能性大だ。
今日また水槽を覗いているとまた小さなクラゲがピョコピョコと泳いでいる。あー、良かった生きてたんだ。と思ったのも束の間、ライブロックの表面でもピョコピョコ動くものがある。
ん?ここにも・・・でも、これはカーリーだと思っていたイソギンチャクでは!?
カーリーの頭部がクラゲのように動いて今にも頭部だけ外れて泳ぎだしそう。
子供の頃に水族館の張り紙で紹介されていたクラゲの増え方。
有性生殖でも増えるし、無性でイソギンチャクのように岩か何かにくっついて成長し分裂してロケット鉛筆みたいに一匹一匹泳ぎだす。そんな感じだったかな。2種類の増え方があるってすごく神秘的で面白いと思った記憶があります。
カーリー≠クラゲ 別々のもので似てると思うのはただの勘違いなのか
カーリー=クラゲ カーリーはイソギンチャクと思われているが実はクラゲなのか
カーリー× クラゲ○ カーリーと思っていたが実はクラゲなのか
謎は深まるばかりなり・・・。
<追記> 2007/11/3
後にカーリーが発生して分かったのですが、
この時に出現していたのはカーリーではありませんでした。
あれから見ていた時にカーリーだと思っていたものの頭部がポロッと外れて泳ぎだしました。
まるでクラゲでした。
クラゲはイソギンチャクやサンゴと同じ腔腸動物の仲間だそうです。
卵→プラヌラ幼生→岩場などに付着しポリプ→ストロビラ→浮遊生活をするエフィラ→親クラゲ
というような成長をする過程でポリプの状態の時をカーリーと見間違えてしまったのでしょう。
ちなみにその後の出現したカーリーは駆除しました。
方法は以下のエントリーにて・・・。
2006.04.29 銀ちゃん、いずこ
2007.11.03 カーリーの駆除方法
2007.11.25 再びカーリーが出現
2008.04.03 カーリーのオモシロ駆除方法
クラゲ す、吸われよる
午後1時半。我が家の水槽に直径2~3㎜の小さなクラゲを発見!
茶色がかった透明でピョコピョコせわしなく動いている。
今日まで気が付かなかったが、日曜日の換水で汲んできた海水を入れた時に入ったのだろう。
となると魚やエビの餌にもならず、もう4日前には水槽内にいたわけだ。
3分後。水流におされて大きく水槽右手から左手に流されたと思ったらアララあっという間にストレーナーに吸われちゃった!!
その行く先は上部濾過層。ゴミを濾し取るためのウールマットが敷かれている。
急いでクラゲを救うべく蓋を取って探したが所詮小さく目立たない生き物。見つからない。
ガックリだ。
それから数時間後、夕方なにげなく水槽の中を見るとさっきのクラゲらしき生き物が赤い海草に捕らえられたままピョコピョコしている。
海草に見えるが生き物を捕らえるということはクラゲを消化しちゃうのか~?しばらく経っても逃げられないようだったので棒でつついて逃がしてあげた。
さあ、これで自由の身だよ。
またピョコピョコと泳ぎだしメデタシメデタシ。
可愛い~と微笑ましく見ているとまたたく間にまたストレーナーに吸われちゃった。
なんのこっちゃ、処置なしだ。
また無事にウールマットに引っかからずに水槽内に戻ってくることを祈るのみ!
新しい水槽を買う
水槽を買いに行く。セール中でかなり安いセットが出ていた。
通常セットに入っているサーモスタットやヒーター、水温計、中和剤、餌などが付いていないけれど、それらはヒーター以外は既に持っていて不要なのでちょうど良かった。
ヒーターは今持っている100Wでは能力が足らないと思うので、お店の人に200Wで良いかと尋ねたら良いというのでそれにしたけれど、帰って本で調べたら150Wでも足りるみたい。
もう日も暮れる時間なので家に帰って箱の中を確認して明日の水槽立ち上げの手順とか必要な物を確認する。
今回はバクテリアの添加剤を使わずに立ち上げる予定。
今回買い足した物
★水槽セット GEX製 ラピレスRV600 F-StyleSet
セット内容
・60㎝曲げガラス水槽 56L
水槽サイズ W60㎝xD30㎝xH36㎝
・上部フィルター デュアルクリーン600
・濾材 デュアルマット
・濾材 クリーンバイオ
・ライト クリアライト632 20W型 x 2灯
・蛍光ランプ FL20SSEX-D/18HG x 2本
★ヒーター 200W
既存の物
☆サーモスタット
☆人工海水 ニッソー パーフェクトマリン100L
☆中和剤
☆水温計
☆比重計
☆亜硝酸塩(NO2)試薬
☆予備小型プラスチック水槽 7L
GEXのこのセットにガラス蓋が無い。ガラス蓋は塩ダレ防止、魚の飛出し防止、飼育水の蒸発による比重の変化を抑える為に必要な物ではあるが上部フィルターとライトの間に隙間が有り、夏場の温度上昇時に冷却ファンを取り付けるのに好都合なのでこのまま様子を見ることにする。
数年前に使っていた水槽セットに比べると配線用の穴や予備コンセントがあり使いやすく綺麗にまとめられるように工夫されている。以前はコンセント穴はシールが貼ってあり海水魚飼育時には使えなかったのにエライ!
チビカクレも・・・
白点病が広がりチビカクレも・・・。
一昨日の朝見ると全身に白点が広がっていた。
調べたところによると薬品を使わず水温を上げることで白点病を治療する方法があるとあったので27度にあげてみた。夕方になり白点はほとんど消えたがチビカクレ自身は口をパクパクさせて苦しそうにしている。状態は良くなかった。
今日は更に弱った様子で水流に翻弄されて泳ぐ力もなくなりおぼれたようになる。
せめて最後は静かにさせてあげたいとポンプを止めた。
あの陶器の蛸壺は調子の落ちた水槽と魚には不衛生だったかもしれない。
白点虫の温床になっていた可能性もある。
他にも反省すべき点はたくさんある。
水槽が小さく水量が確保できないので水質を安定させるのが難しいというのは分かっていたがシリキ3匹は以前に苦もなく飼えていたので油断してしまった。
魚を入れたタイミングが早く、立ち上げた海水にバクテリアがまだ十分定着していなかった。
弱った魚を隔離せず一緒の水槽に入れていたので水槽内に病気が蔓延してうつった。
購入時に個体をよく観察して選ばせてもらうべきだった。
お店に言われるままの餌を買ってしまった。
状態が良くなかったので手を尽くしたことが逆に環境をコロコロ変えることになりストレスを与えた。
次に飼うときは今回の経験を生かしてもっと慎重に時間をかけて進めよう。
白点が!
チビカクレの胸鰭と尾びれに白点らしきものが見え、体をこすりつけるような行動もみられる。
餌を変える
ミニグラニュールはずっと以前からある餌なので実績はあるのだろうけれど、カクレクマノミのような小さな魚には粒が大きいのではないだろうか。それに沈降性で硬いのも向いてないように思う。
餌を入れると寄ってくるもののちょっとつつくだけで食べにくそうにしている。水を汚さないように崩れにくく作ってあるようで細かく砕いても一度口に入れて吐き出す。
自然界でも海底に落ちた餌を食べているのは見たことがない。そういう食性ではないと思われるのでカクレクマノミについてはシュアーの方が剥いているのではないだろうか。
というわけで、やはりシュアーに頼ってみようと「SURE Sサイズ」を買いに行く。
やった!これは飛びついてすごくよく食べる。
水面にあぶらのような物が広がって食欲を増す匂いもたっぷり出てそう。人によっては水を汚すとか嫌うかもしれないが、とにかく魚が食べてくれなければ残餌になるだけだもの一安心だ。
蛸壺はチビカクレが気に入ってくれたようで入ってくれている。また時々出てきて巡回しているのが可愛いらしくて心なごませてくれている。
甲斐なく・・・
素人ながら色々と手をつくしたがダメだった。
小さいカクレクマノミが1匹残された。
大きいカクレは最初から底に穴を掘って隠れたままジッと動かず餌を入れても寄ってこないまま弱りきった。最初に水槽のコンディションもまだ良くなかったことに加えて固体が購入時から既に弱かったのかもしれない。
外掛フィルター導入
毎日お魚達の為に買物だ。
今日は外掛けフィルター。
コーラルフィッシュという海水魚専門の雑誌に紹介されている小型水槽にはよく外掛フィルターが付けられている。旦那さんがデスクボーイの水流が強くて小さくて弱っているカクレにはキツイのかもしれないと言うので底面濾過のポンプを止めて外掛フィルターを導入してみる。環境を変えるというストレスを与えないようにそっとしておくのも大事だと思うけれど、可哀想で何かせずにはいられないのだ。
水槽の高さが低いので吸込口の高さが合わずジョイント部を外してネットをかけ始動。こっちもデスクボーイ程ではないものの結構水流あるような・・・。
蛸壺を入れてみる
自然界ではイソギンチャクを住処にしているが我が家の水槽にはないのでホームセンターで水槽ディスプレー用の蛸壺の形をした隠れ家を買ってきた。
大きい方のカクレクマノミは調子を上げることなく弱っている。水流のないところに隠れるようにしていたがそれもままならなくなり見ていられないほど辛そうだ。
これに隠れて少しでも負担が減ってくれれば良いのだが・・・。
カクレクマノミ購入
ポンプを回し始めて生体を入れる予定は一週間後。
その間にどんな魚を飼うか考えに考える。わずか15リットルの水槽で飼えるのは海水魚の中でも最も飼い易い(水質の変化や悪化にも比較的強い)シリキでも2センチ程度なら3匹が限度。
「ハゼとエビの共生は水槽が小さいから無理」とか「シリキスズメは以前飼っていたから今度は違うのがいい」と選択の範囲は狭まるばかり。
「カクレクマノミは?」という意見もあったが「みんなニモ見て飼ってるよ。あんまり流行っているものもねえ・・・」なかなか意見が統一しない。
お店にいなければ買えないので、どんな魚がいるのか夕方お店に行ってみる。
水槽を覗くとカクレクマノミが沢山泳いでいた。
赤と黒の色合いや、小さくて派手に体をくねらせて泳ぐ姿が可愛らしく即決!!
カクレクマノミのペア(@¥980)と餌を購入することにした。
新しくオープンしたばかりのショップで旦那さんがオーナーの知人に激似だったそうでやけに気安く挨拶された。水槽を立ち上げたばかりだと言うと色々聞いてきて「ニッソーの人工海水なんてあるんですか、聞いたことがない。そこって一度潰れた会社ですよね。」とか「サイクルは強すぎると聞いた。」と言って別の商品の購入を薦められた。まだどちらもたっぷり残っている。今あるのを使ってからと拒否する。
水槽やライト、濾材などもお店に並んでいる商品を「これは良い、西日本では一、二を争うような凄い人が自分の師匠でその人に教えてもらったから間違いない。」と薦められる
餌も買って帰らなければ無かったが雑誌で見て「sure」のSサイズを買うつもりだと言うと「粒が小さすぎる」とか「このカクレクマノミは浮いた餌は食べない、うちでも落ちたのを食べてます」などと言われてショップで使っていて実際に食べているという実績のある餌なら絶対食べるだろうと渋々ミニグラニュールを購入。
しかし海水魚の飼い方は本当に多種多様。なのにお客さんの環境や志向などまったく無視で自分の推薦する商品だけが最高というような商売のやり方が気になる。師匠はともかく本人は明らかに知識が少なく偏っているように感じるし他の水槽を見ても明らかに病気とか弱ってる生体が多すぎる。なんだかちょっと不信感。
ともかく帰ってから慎重に水合わせする。
小さいカクレクマノミは警戒しつつもチョコチョコ動いている。
大きい方は臆病でサンゴとポンプの間に隠れて出てこない。
2、3日は餌やりをせずに環境に慣れてもらおう。
ポンプ始動
数年前にシリキを飼っていたときはポリタンクを持って行って観賞魚専門店で海水を買っていたので人工海水を使うのは初めて。温度やphを合わせなければならずちょっと面倒くさい。
試しに海水を汲みに行ったらと提案してみると旦那さんはネットか本で海水は危険なので良くないと書いてあったから人工のにしようと言う。薬品や汚染、雑菌などが水槽内に入ったら中の生き物はイチコロだというわけだ。
私も自分で汲んだことはなく、お店で汲んで何か処理をしたものだったかもしれないので人工を使うことを了解した。
そういえば今思い出せば当時通っていたお店では「海水あります」などの張り紙とか店頭に用意されたものはなく、海水魚をどう始めたらいいのか分からずに店員さんを質問攻めに合わせていたら「よかったらウチで使っているのを分けてあげましょうか」と言われ、すぐとびついたのでハプニングみたいなものだったのかもしれない。だってよく通っていたけれど他に海水を持って帰ってる人は見たことがない。
もしかするとあれは契約で水槽を管理しているような大得意さま相手に値段が設定されていたもので、個人で来る客に提供するのは珍しかったのかもしれない。安かったものな~!
ともかく温度だけ気にすればよかったので作業がラクだった。
さて、今回は人工でいくので温水器で熱めの湯を予備水槽に入れ、海水の素となる塩みたいな粉を計量器で計って入れる。比重計で比重を計りながら足していくと袋に記載されている分量より沢山入った。いいのだろうか・・・?
水槽に作った海水と濾過バクテリアを入れてポンプを回し始める。一週間生体を入れずに空運転して水が安定するのを待つ。
この日購入したもの 人工海水(ニッソー)濾過バクテリア(サイクル)、連結ストレーナ、冷却ファン(夏に備えて)、底砂サンゴ
2度目の海水魚飼育
一昨日、ゴールデンウェークで遊びに来る弟に電話で頼んでデスクポーイ(以前シリキスズメダイを飼っていた15Lの水槽セット)とサンゴ砂、スポイト、比重計、試験薬、中和剤、予備用プラスチック水槽、すくいネットなどの海水魚飼育の道具を持って来てもらう。みんなが引き上げた午後、さっそく水槽を立ち上げる下準備を始める。
まず外で水槽やサンゴ砂を洗い乾かしておく。
もちろん水質に悪影響が出るといけないので洗剤は使わない。
デスクボーイの箱の中身を確認すると水中ポンプまで吸い上げる為の接続パイプが紛失しているもよう。ネットで調べるとメーカーに注文して取り寄せると220円に手数料・送料が600円がかかり合計820円になる。お店で注文するのは日にちもかかりそうなのでホームセンターでホースか何かを買って代用することにする。モーターは問題なく動く。今日はまだ足りないものがあるので次のお休みに買いに行くことにする。それまでどんな魚にするか考えるのもまた楽し。
暴挙
- 2000-12-31 23:23 (日) tags:
大晦日。なんとか一通り片づいて準備万端整いました。
普段は座ってする仕事だからもう足ガクガクしてるもん。
でも、あとはお風呂入って、年越しソバを食べるだけさ!やったね!!(^^)v
毎年だけど「これがこの家で過ごす最後のお正月になるかも・・・。いつ嫁にいっても1人で出来るように。」とか思って、お節料理その他まじめに取り組むのだけど、今度もまたココで過ごしてしまった・・・。
おかしいな~?(^^;
ところで、私の可愛いシリキルリスズメちゃん(海水魚)達の水槽も掃除してピカピカで新世紀を迎えようと思って、いつもはやらないことをいっぱいやって大失敗!今世紀最後の暴挙をしてしまったよ。
保温器の電源を消すの忘れて外に出してしまい、パチパチとヒーターの焼け焦げた匂い。水に戻しかけたら「ジュウ」っていったもんね。やっばーい。ちょっとアセった。
次に水槽に敷いているサンゴの石を少し取った。これで水槽の中がイヤっちゅう程濁ってしまい、魚を動揺させてしまった。そして隠れ家にしていたサンゴの塊も陽に干して真っ白にしようと取り出した。それからしばらくガラスを拭いたりしてサンゴの塊を階下に持って降り、実は御法度なんだけど、水道の湯で洗ってキレイにしていた。
そしたらいきなり何かが手元でピチピチ動きだして・・・。
ぎゃ~っ!!!
ここに1匹いるじゃーんっ!アセリまくり尻尾を引っ張ってサンゴから取り出し手のひらに乗せてマッハで2階に駆け上がり水槽に戻した。痛々しいその姿から目が離せず、なんとか元気になることを祈った。
しばらく水槽から出ていた状態で水道水。しかも熱い湯で洗ってしまうとは!結構絶望的かも・・・。
まだ生きているけれど、ヒレをせわしなく動かして泳ぐことができない。
ああ・・・なんてこと!そしてまだ水槽は濁りがとれず住み心地悪そう。
その内、呼ばれて下に降りた。こんどは上がって見るのがコワイ~。
今(3時間ほど経過)、勇気を出して覗いてみたら3匹とも元気に泳ぎ回っていて、どれが弱っていた個体か分からない程。
あー、良かった!
一緒に新年を迎えられるね!!
ペットだから
急に寒くなってきた。
昨日、水槽の温度が24度と低かったのでもしやと思いヒーターをチェックしてみるとやはり壊れている!
すでに夕方7時半を過ぎている。それから近くのホームセンターに滑り込み!残り時間10分でゲット。
それが幸いして適温25度を維持。pinnaのシリキちゃん達は今日も元気!
しかし、女の子がいくら学名(和名)とはいえ尻黄などと・・・お下品な!
3匹ほとんど同じ大きさなのだが、すでに個体識別ができるようになった私。(すさまじい愛着心?)
名前でもつけてやるかな!
しかしここで思いっきり凝った名前も恥ずかしいものである。
さて、どうしよっかな~っ!!
シリキスズメを飼う
- 2000-10-15 19:40 (日) tags:
弟がセールで衝動買いしたデスクボーイという水槽を貰い受けて海水魚を飼うことにした。
彼はホームセンターでこの水槽を見つけ安さとカッコよさに惹かれ買ってみたけれど、やっぱり小さくて物足りなくなったのだ。箱から出されないまま置いておいたけど勿体無いので私に譲ってくれたのだ。(代わりのプラスチック水槽を買ってあげたからお互いさまかな)
以前、私の意志に関係なくグッピーを飼うことになり、60リットル水槽(まあまあ大きい)と一通りの道具を揃えて1年程飼っていたのだけれど、弟が来るたびにお嫁さんと子供と3人並んで「いいなー、いいなー」と水槽に張り付いて余りに離れないので見かねて(?)一式全部あげちゃって、最近ではすっかりスッキリした生活を送っていたのに~。(←とかいいつつウレシソウ)
海水魚は淡水魚に比べて飼育は難しい。水質や温度の変化に敏感なのだ。また、水槽内での繁殖はまずムリらしい。クマノミなど卵を産み付けても孵化できずに死んでしまうのだ。
どうしてなのか、温度や水質の管理など水族館などでも上手な人が一生懸命世話をしても出来ないのだから、海にはまだ人間が知らない不思議がたくさん隠されているのだろうね。
シリキスズメ 体長約2センチ
<使用水槽>
デスクボーイDF-608 (GEX株式会社)
・ガラス水槽
・15リットル
・底面フィルター方式
・付属品~ガラスの上蓋、底面フィルター+パワーヘッド、蛍光灯(1灯)、
バックスクリーン(黒)、中和剤(カルキ抜き)、フィッシュドライフード
<水槽の中のおともだち>
・シリキスズメ 3匹
・ミッキーのアクセサリー 1匹
<初日のデータ>
水温27度(常温) 亜硝酸濃度3.0
市内の観賞魚専門店の「みつい園」で教えを請い、お店で使っている海水も分けてもらった(といってももちろん買ったんだよ)ので水質は最初から安定してるようです。