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水槽危機一発

現在、平日の朝は6時半に起きてます。
まだ太陽は出ておらず薄暗い中、まず水槽を覗くのが日課です。今日はカクレクマノミが二匹とも水槽の奥の角っちょで重なるようにして横たわりジッとしていました。


「いつもは寝ぼけているにしろもうちょっと高いところでヒラヒラ泳いでいるのになんだか変だね、トゲトサカもスターポリプも完全に閉じてるし」と旦那さんと異変に気づきながらもまだ外が暗いからかな、海水が蒸発して塩分濃度が濃い(といってもダメージを与えるほどではないが・・・)からかな?と通常通りに朝の支度をしていました。

9時過ぎて餌をやろうと水槽の前に立ってもまだカクレクマノミが動こうとせず、ようやくこれは絶対に変だと感じました。あちこち確認しているとヒーターのサーモスタット作動確認ランプが消えているのに気づき、水温計を見るとなんと15.5度!!キャーッ!!大変!
ずっと24度で安定していた水温が激下がりです。
程なくサーモスタットが故障していると分かり予備の古いサーモスタットを出してヒーター2本入れて温め始めました。

水温が17度位になったときにカクレクマノミのシロちゃんが横たわっていた体を立て直して時々ヒレを動かすようになったのですが、クロちゃんはまだ横たわったままでした。
見ているとシロちゃんがまるで雪山で遭難した時のように眠ってしまいそうなクロちゃんを何度も口でチョイチョイと突付いて起こそうとしているかのようでした。「おい、寝るな。寝たら死ぬぞ!」と。

ま、自然界ではまず自分の生命維持が最優先なのでしょうから私が勝手に微笑ましく思っただけなんですが・・・。

2時間余り経って、ようやっと24度に戻りカクレクマノミも行動範囲は狭いながらも2匹とも泳ぎ始めました。ヨカッタ~。

海の生物はもろくもあり強くもあり。
今までのスキューバ・ダイビングと水槽管理の経験で水温さえ戻れば元通りになり問題ないだろうと確信していましたがもしかすると異変は昨日から起こっていたのかも。

夕方いつもより早めに帰宅できた旦那さんがカクレクマノミに餌をやっていて「喰いつきがどうも悪い」と首をひねっていたのです。その頃から水温が低下しはじめていたのでしょうか。15時間以上低温に耐えていたとしたらなんて可哀相なことをしてしまったのかしら。さすがにこれ以上はカクレのみならず水槽全体が危なかったかも。

いや、改めて水槽崩壊しなくてヨカッタ。
なんでも慣れたころに落とし穴。油断大敵ですね。

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