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うっそ〜ん

今日は磯遊び日和でした。
日曜日のお昼がちょうど大潮の干潮時間とあり、海岸は既に人でいっぱいです。

アサリ掘りの人達が自分のバケツをいっぱいにしようと懸命にクマデのような道具を駆使して大粒のアサリを掻き出しているなか、ダイビングブーツに底の深いタッパーウェア、金魚をすくうような小さな網とステンレスのトング・・・と、どうもいでたちの異なった二人組が登場。じゃぶじゃぶタイドプールを探しては覗き込み「いる」とか「いない」とか。

何を隠そう私達がまたまた水槽に入れる生物を採取していたのです。

今回はイソスジエビとホンヤドカリ、クマノコを補充するだけのつもりでしたが、思わぬ大物(小物?)と遭遇。
比較的大きなタイドプールで一匹とり残されていた小さい魚を見つけました。ちょこちょこと動くので海の中ではとても捕獲は無理ですが閉ざされた空間ではワケなくゲット。

弱らないように早々に引き上げて水槽に入れたのは午後4時頃でしょうか。
普通は水合わせという作業を時間をかけて行うのですが、磯モノなので何の躊躇もなく水槽に投入。

携帯電話のカメラを向けても逃げたり隠れたりする様子もなく、慣れないながらもガラスについているコケを突っついたり、ちょっと遠征して他の魚に挨拶(?)したりして愛らしい姿に心和みしばらく水槽の前から離れられませんでした。

新入りのオヤビッチャの幼魚の写真です

どうやら柄や形からオヤビッチャ(スズメダイ科)の幼魚のようです。
スズメダイの仲間は群れで生活しますが、縄張り意識もあるし気が強く他の魚を攻撃することで知られています。オヤビッチャはどうでしょう?

ちなみにオヤビッチャは今まで潜った柏島や渡嘉敷島はもちろん、フィリピンやパラオにもボートに乗る前から船着場で海を覗くともうそこに群れているという、私の中では水中でカメラを向けようともしなかった雑魚中の雑魚。
ダイビング仲間の友だちが大事に水槽でオヤビッチャを飼って喜んでいると知ったらなんて言うか・・・。

そして、2時間が経過。

水槽の中は悪魔が到来したように落ち着きのない緊張感が漂い、小さな小さな体長1.5センチ程の新入りが他の生物を威嚇し隅から隅まで制圧しようと忙しく泳ぎ回って目を光らせていました。
動くスピードが早すぎて、もう写真など撮らせてもらえるような状態ではありません。

こんなに可愛いのに、こんなに暴れん坊だなんて「うっそ~ん!!」という感じです。

明日、それとも・・・。

この水槽にまた平和が戻ってくるのはいつになるでしょうか。

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