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2005年05月

2度目の海水魚飼育

一昨日、ゴールデンウェークで遊びに来る弟に電話で頼んでデスクポーイ(以前シリキスズメダイを飼っていた15Lの水槽セット)とサンゴ砂、スポイト、比重計、試験薬、中和剤、予備用プラスチック水槽、すくいネットなどの海水魚飼育の道具を持って来てもらう。みんなが引き上げた午後、さっそく水槽を立ち上げる下準備を始める。

まず外で水槽やサンゴ砂を洗い乾かしておく。
もちろん水質に悪影響が出るといけないので洗剤は使わない。
デスクボーイの箱の中身を確認すると水中ポンプまで吸い上げる為の接続パイプが紛失しているもよう。ネットで調べるとメーカーに注文して取り寄せると220円に手数料・送料が600円がかかり合計820円になる。お店で注文するのは日にちもかかりそうなのでホームセンターでホースか何かを買って代用することにする。モーターは問題なく動く。今日はまだ足りないものがあるので次のお休みに買いに行くことにする。それまでどんな魚にするか考えるのもまた楽し。

ポンプ始動

数年前にシリキを飼っていたときはポリタンクを持って行って観賞魚専門店で海水を買っていたので人工海水を使うのは初めて。温度やphを合わせなければならずちょっと面倒くさい。

試しに海水を汲みに行ったらと提案してみると旦那さんはネットか本で海水は危険なので良くないと書いてあったから人工のにしようと言う。薬品や汚染、雑菌などが水槽内に入ったら中の生き物はイチコロだというわけだ。
私も自分で汲んだことはなく、お店で汲んで何か処理をしたものだったかもしれないので人工を使うことを了解した。

そういえば今思い出せば当時通っていたお店では「海水あります」などの張り紙とか店頭に用意されたものはなく、海水魚をどう始めたらいいのか分からずに店員さんを質問攻めに合わせていたら「よかったらウチで使っているのを分けてあげましょうか」と言われ、すぐとびついたのでハプニングみたいなものだったのかもしれない。だってよく通っていたけれど他に海水を持って帰ってる人は見たことがない。
もしかするとあれは契約で水槽を管理しているような大得意さま相手に値段が設定されていたもので、個人で来る客に提供するのは珍しかったのかもしれない。安かったものな~!
ともかく温度だけ気にすればよかったので作業がラクだった。

さて、今回は人工でいくので温水器で熱めの湯を予備水槽に入れ、海水の素となる塩みたいな粉を計量器で計って入れる。比重計で比重を計りながら足していくと袋に記載されている分量より沢山入った。いいのだろうか・・・?

水槽に作った海水と濾過バクテリアを入れてポンプを回し始める。一週間生体を入れずに空運転して水が安定するのを待つ。

この日購入したもの 人工海水(ニッソー)濾過バクテリア(サイクル)、連結ストレーナ、冷却ファン(夏に備えて)、底砂サンゴ

カクレクマノミ購入

ポンプを回し始めて生体を入れる予定は一週間後。
その間にどんな魚を飼うか考えに考える。わずか15リットルの水槽で飼えるのは海水魚の中でも最も飼い易い(水質の変化や悪化にも比較的強い)シリキでも2センチ程度なら3匹が限度。

「ハゼとエビの共生は水槽が小さいから無理」とか「シリキスズメは以前飼っていたから今度は違うのがいい」と選択の範囲は狭まるばかり。
「カクレクマノミは?」という意見もあったが「みんなニモ見て飼ってるよ。あんまり流行っているものもねえ・・・」なかなか意見が統一しない。

お店にいなければ買えないので、どんな魚がいるのか夕方お店に行ってみる。
水槽を覗くとカクレクマノミが沢山泳いでいた。
赤と黒の色合いや、小さくて派手に体をくねらせて泳ぐ姿が可愛らしく即決!!
カクレクマノミのペア(@¥980)と餌を購入することにした。

新しくオープンしたばかりのショップで旦那さんがオーナーの知人に激似だったそうでやけに気安く挨拶された。水槽を立ち上げたばかりだと言うと色々聞いてきて「ニッソーの人工海水なんてあるんですか、聞いたことがない。そこって一度潰れた会社ですよね。」とか「サイクルは強すぎると聞いた。」と言って別の商品の購入を薦められた。まだどちらもたっぷり残っている。今あるのを使ってからと拒否する。
水槽やライト、濾材などもお店に並んでいる商品を「これは良い、西日本では一、二を争うような凄い人が自分の師匠でその人に教えてもらったから間違いない。」と薦められる
餌も買って帰らなければ無かったが雑誌で見て「sure」のSサイズを買うつもりだと言うと「粒が小さすぎる」とか「このカクレクマノミは浮いた餌は食べない、うちでも落ちたのを食べてます」などと言われてショップで使っていて実際に食べているという実績のある餌なら絶対食べるだろうと渋々ミニグラニュールを購入。

しかし海水魚の飼い方は本当に多種多様。なのにお客さんの環境や志向などまったく無視で自分の推薦する商品だけが最高というような商売のやり方が気になる。師匠はともかく本人は明らかに知識が少なく偏っているように感じるし他の水槽を見ても明らかに病気とか弱ってる生体が多すぎる。なんだかちょっと不信感。

ともかく帰ってから慎重に水合わせする。
小さいカクレクマノミは警戒しつつもチョコチョコ動いている。
大きい方は臆病でサンゴとポンプの間に隠れて出てこない。
2、3日は餌やりをせずに環境に慣れてもらおう。

蛸壺を入れてみる

自然界ではイソギンチャクを住処にしているが我が家の水槽にはないのでホームセンターで水槽ディスプレー用の蛸壺の形をした隠れ家を買ってきた。

大きい方のカクレクマノミは調子を上げることなく弱っている。水流のないところに隠れるようにしていたがそれもままならなくなり見ていられないほど辛そうだ。

これに隠れて少しでも負担が減ってくれれば良いのだが・・・。

外掛フィルター導入

毎日お魚達の為に買物だ。
今日は外掛けフィルター。

コーラルフィッシュという海水魚専門の雑誌に紹介されている小型水槽にはよく外掛フィルターが付けられている。旦那さんがデスクボーイの水流が強くて小さくて弱っているカクレにはキツイのかもしれないと言うので底面濾過のポンプを止めて外掛フィルターを導入してみる。環境を変えるというストレスを与えないようにそっとしておくのも大事だと思うけれど、可哀想で何かせずにはいられないのだ。

水槽の高さが低いので吸込口の高さが合わずジョイント部を外してネットをかけ始動。こっちもデスクボーイ程ではないものの結構水流あるような・・・。

甲斐なく・・・

素人ながら色々と手をつくしたがダメだった。
小さいカクレクマノミが1匹残された。

大きいカクレは最初から底に穴を掘って隠れたままジッと動かず餌を入れても寄ってこないまま弱りきった。最初に水槽のコンディションもまだ良くなかったことに加えて固体が購入時から既に弱かったのかもしれない。

餌を変える

ミニグラニュールはずっと以前からある餌なので実績はあるのだろうけれど、カクレクマノミのような小さな魚には粒が大きいのではないだろうか。それに沈降性で硬いのも向いてないように思う。
餌を入れると寄ってくるもののちょっとつつくだけで食べにくそうにしている。水を汚さないように崩れにくく作ってあるようで細かく砕いても一度口に入れて吐き出す。
自然界でも海底に落ちた餌を食べているのは見たことがない。そういう食性ではないと思われるのでカクレクマノミについてはシュアーの方が剥いているのではないだろうか。
というわけで、やはりシュアーに頼ってみようと「SURE Sサイズ」を買いに行く。

やった!これは飛びついてすごくよく食べる。
水面にあぶらのような物が広がって食欲を増す匂いもたっぷり出てそう。人によっては水を汚すとか嫌うかもしれないが、とにかく魚が食べてくれなければ残餌になるだけだもの一安心だ。

蛸壺はチビカクレが気に入ってくれたようで入ってくれている。また時々出てきて巡回しているのが可愛いらしくて心なごませてくれている。

白点が!

チビカクレの胸鰭と尾びれに白点らしきものが見え、体をこすりつけるような行動もみられる。

魚さかなサカナ

ゴールデンウィークは実家に帰ってみようかと急に思い立ち、1日に「今日か明日行ってもいい?」と電話したら向こうから「こっちから遊びに行っていい?」と反対に言われ、結局3日から2泊3日で弟家族と母と計6人が遊びに来てくれた。
相当急な申し出でしょうと笑おうと思っていたのに、逆にしてやられた。(^^;
ともかく近場をあちこち案内したりして楽しんでもらえた様子。

なぜゴールデンウィークみたいにどこも渋滞する時に急に行こうとしたかというと実は我が家で海水魚を飼おうということで盛り上がり、ならばさっそく使っていない水槽を取ってこようということになったから(結局帰省できなかったので持って来てもらった)。
魚の飼育は水槽の容量が小さいほど難しく大きいほど水質が安定して飼いやすいのに15Lという超小さい水槽で挑戦。

不足していた材料を買いに行ったらお店の人に「そんな水槽じゃ無理」と高価なセットを薦められたので逆にやる気満々に。水槽立ち上げと同じ頃から義母が入院してそっちも忙しいのに朝から夜まで時間があれば水槽の前につきっきり。ネットと本で調べまくり。ペットショップ、ホームセンター行きまくり。
飼育をうまく軌道にのせるまで簡単じゃないところがハマるのよね~。
我が家はハマりやすい性格100%。止める者ナシ!!

チビカクレも・・・

白点病が広がりチビカクレも・・・。
一昨日の朝見ると全身に白点が広がっていた。
調べたところによると薬品を使わず水温を上げることで白点病を治療する方法があるとあったので27度にあげてみた。夕方になり白点はほとんど消えたがチビカクレ自身は口をパクパクさせて苦しそうにしている。状態は良くなかった。
今日は更に弱った様子で水流に翻弄されて泳ぐ力もなくなりおぼれたようになる。
せめて最後は静かにさせてあげたいとポンプを止めた。

あの陶器の蛸壺は調子の落ちた水槽と魚には不衛生だったかもしれない。
白点虫の温床になっていた可能性もある。

他にも反省すべき点はたくさんある。
水槽が小さく水量が確保できないので水質を安定させるのが難しいというのは分かっていたがシリキ3匹は以前に苦もなく飼えていたので油断してしまった。
魚を入れたタイミングが早く、立ち上げた海水にバクテリアがまだ十分定着していなかった。
弱った魚を隔離せず一緒の水槽に入れていたので水槽内に病気が蔓延してうつった。
購入時に個体をよく観察して選ばせてもらうべきだった。
お店に言われるままの餌を買ってしまった。
状態が良くなかったので手を尽くしたことが逆に環境をコロコロ変えることになりストレスを与えた。

次に飼うときは今回の経験を生かしてもっと慎重に時間をかけて進めよう。

新しい水槽を買う

水槽を買いに行く。セール中でかなり安いセットが出ていた。
通常セットに入っているサーモスタットやヒーター、水温計、中和剤、餌などが付いていないけれど、それらはヒーター以外は既に持っていて不要なのでちょうど良かった。
ヒーターは今持っている100Wでは能力が足らないと思うので、お店の人に200Wで良いかと尋ねたら良いというのでそれにしたけれど、帰って本で調べたら150Wでも足りるみたい。
もう日も暮れる時間なので家に帰って箱の中を確認して明日の水槽立ち上げの手順とか必要な物を確認する。
今回はバクテリアの添加剤を使わずに立ち上げる予定。

今回買い足した物
★水槽セット GEX製 ラピレスRV600 F-StyleSet
   セット内容
    ・60㎝曲げガラス水槽 56L
     水槽サイズ W60㎝xD30㎝xH36㎝
    ・上部フィルター デュアルクリーン600
    ・濾材 デュアルマット
    ・濾材 クリーンバイオ
    ・ライト クリアライト632 20W型 x 2灯
    ・蛍光ランプ FL20SSEX-D/18HG x 2本
★ヒーター 200W
既存の物
☆サーモスタット
☆人工海水 ニッソー パーフェクトマリン100L
☆中和剤
☆水温計
☆比重計
☆亜硝酸塩(NO2)試薬
☆予備小型プラスチック水槽 7L

GEXのこのセットにガラス蓋が無い。ガラス蓋は塩ダレ防止、魚の飛出し防止、飼育水の蒸発による比重の変化を抑える為に必要な物ではあるが上部フィルターとライトの間に隙間が有り、夏場の温度上昇時に冷却ファンを取り付けるのに好都合なのでこのまま様子を見ることにする。

数年前に使っていた水槽セットに比べると配線用の穴や予備コンセントがあり使いやすく綺麗にまとめられるように工夫されている。以前はコンセント穴はシールが貼ってあり海水魚飼育時には使えなかったのにエライ!

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