今日は一ヶ月ぶりの水槽の水換えをしました。
そして水槽設置して1年近くなったので、併せて初めての大掃除もしました。
春になり季節的なものか、はたまた水質が悪いせいか海草などが激しく茂っていたのでそれを取り除く為にまずライブロックを取り出します。
それからガラス内面を磨くと落ちた汚れが広がって水質が悪くなるので生体も別の予備水槽に移しました。ケラマハナダイやアカスジモエビ、イソスジエビは小さな網2本で挟み撃ちにすると意外に簡単に捕えることができました。クマノコは手で捕まえて、ヤドカリはトングで。
後はゴシゴシ、ジャブジャブ地道な作業が続きます。
ようやく新しい海水を入れて旦那さんがライブロックを組み直していると・・・
「あれ、銀ちゃんは?」
「あ!!」
あろうことか、一番のお気に入りの銀ちゃんの存在を全く忘れてしまっていた!
そういえば掃除を始める前から全く目にした覚えがないし、水をギリギリまで抜いた時もどこにも見当たらなかった。
銀ちゃんは去年の秋に磯場で採取したギンポで捕まえた頃は小さくて細いチリメンジャコ位しかなかったのに今では体長は4センチ超、体高も4ミリほどに成長。大きくなるにつれて態度も大きくなり愛嬌を振りまいてくれていたのに・・・。
お昼から清掃作業を始めて午後3時頃に全て終了し明るく綺麗になった水槽を覗いても銀ちゃんがいないので気持ちは暗い。
いくら考えてもどこでどうしていなくなったのか納得がいかない。土に潜る性質の魚じゃないし、水を抜く時に吸い出してしまったのだろうか。ずっと吸い口も吐出口もそれぞれが見ているから銀ちゃんが吸われたら分かるはずなのに。
夜になり餌をやった後旦那さんがコンディションを落としている生体がないか水槽内を注意して見ていたらライブロックの割れ目から「どうってことないよ」というようにヒョッコリと顔を出している銀ちゃんを発見。時間は午後8時。
ライブロックを水槽から取り出して歯ブラシでゴシゴシ擦っていたときもエアレーションも温度管理もされていない状態でもジッとライブロックに潜み、水槽に戻ってからも気配を消して安全を確認していたのね。
今日は磯場の生き物の生命力と、小さな生物の隠れ家ライブロックの底力を見せ付けられました。
我が家のワイルド水槽のアイドル銀ちゃんは、まさにワイルドでした。
そういえば、一般的に水槽のならず者扱いされているカーリーことセイダカイソギンチャクもライブロックについていましたが、歯ブラシ攻撃をものともせず見事に長い(といっても2,3ミリ)髪をなびかせていました。
こちらも駆除が難しいとの噂どおり頑強、ワイルドです。
ま、我が家の水槽では大きくもならないし実害は無いので駆除するつもりもないですけどね。
<追記> 2007/11/3
その後の水槽では駆除しました。方法は以下のエントリーにて・・・。
2005.10.21 クラゲ なの?
2006.04.29 銀ちゃん、いずこ
2007.11.03 カーリーの駆除方法
2007.11.25 再びカーリーが出現
2008.04.03 カーリーのオモシロ駆除方法