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1999年07月

10円の速度

新婚旅行から帰ってきた女の子の顔はとても優しく穏やかで幸せそう。

3年位前に彼女を含む女友達3人で山陰にドライブ。
有名な縁結びの神様の出雲大社といつ結婚できるのか占える神社(名前忘れた~っ)の豪華セット企画!!

その神社では一枚の紙を買い求め、すぐ近くの山にある池に向かう。
そうしておもむろに紙に10円をのせて、静かに池に浮かべるのです。

3人せ~の、で浮かべる。紙が沈まなければ結婚できないということなのでドキドキである。

水に置いた時に字が浮き出るしかけもある。
わたしのは「誠実」と出ました。当時は誠実な人を見つけよというお告げだと思っていたが、人によっては(私は誠実なので関係ない)自分が「誠実」になれよという意味になるかもしれないね。勝手な解釈でOKなら、なんとも大ざっぱなお告げだな。

紙を置いたと同時に一人の紙がスーッと池の底に落ちて行く。
沈むまでの所要時間と場所も大切で、早く沈むとそれだけ早くお嫁に行くし、自分から近いところだと近くに、遠いと遠くにお嫁に行くということになっている。

林に囲まれた池なので、当日小雨が降っていたけれど池の周りでは木に雨が遮られて濡れることはない。
そして風もない。

こんなところでどうして池の向こう側まで10円をのせた紙が移動するのだろう?
池では浮かべる場所は限られているのに、紙はまんべんなく積もっている。
私たちは池の向こう岸近くに沈んだら外国にお嫁に行くことに(勝手に)決めた。

というわけで、最初の子は浮かべた場所より手前にくるように沈んだので、「ごく近所」に「すぐ」お嫁に行くことに決定!
二人目もやや遅れたけれど、そんなに気にする程でもなく、やはり手前に沈んだ。

なのに、私のは同時に浮かべたのにびくともしない。
ちょっと心配になってくる。
だんだんマジに心配になってくる。
かなり心配になってきた頃、2番目に沈んだ子が「大丈夫ですよ!」とおもむろに腕時計を確認し、「15分以内に沈んだらいいんです。」「まだ7分位ですよね。」と言って看板を見るように促す。

木の立て看板には「15分以内に沈んだらよし」と書いてある。

私が10円に集中している間に看板を読んだ可能性も否定できないが、まだ7分だったことにして、改めて10円を見つめる私たち・・・。

そうしてようやくゆっくりと沈み始めた。
2人と違い、私から離れるように・・・。

「10分か12分以内でしたよっ」と嬉しそうな彼女。
なんて心優しい子なんだ。
おかげで私もお嫁に行けることに決定~っ!

そして1年後、最初に沈んだ子が結婚。もちろん、近くに住んでいた方と。
そして2年後、2番目に沈んだ子が結婚。そして、もちろん近くに住んでいた方と。

だからようやく次は私の番なのさ~っ。るんるん。(まだ予定はナイけどね)

それでも惜しいの

最近はすくなくなったけど、前は電話をかけるとアナウンスがあって、まずFAXに繋がってから電話で呼び出すというのあったよね。ともだちの家にも何件かこういう呼び出しの方法の所があって待たされたものだ。
あの待ってる時間も電話料金はとられていたの?まさかね~っ。だったらちょっと迷惑な話だ。遠距離だったらどうなることやら。
先日のこと、会社から事務所(遠い。車で30分位かかる)に電話しようとおもって番号の印刷されている紙を持って一階の公衆電話へ。
すぐ終わる用件だったけど、ちょうどテレカをきらしていたし、10円玉も持ってなかったので100円玉を一枚ポケットに入れておりた。さて、ダイヤルすると「ピー、ポー、プー・・・」と何やら聞き覚えのある音が。

この発信音とは異なる音は、FAXに繋がってる音やん。電話とは別の番号だからいつまで待ってもつながるわけもなく切らざるをえなかった。

えーんっ。FAXの「ピー、ポー」を聴く為に100円入れたんちゃうわっ!たとえ100円といえど、私の中ではコレはかなりもったいない度が高い。
しかもかけ直すには3階まで上がって、電話番号もう一度調べて、100円持っておりなければ。

すっかりやる気をなくしたので、帰り道に事務所に寄る人に伝言を頼んだ私でした。
最初からそうすりゃいいじゃん。

スナメリ

スナメリって知ってる?イルカよりちょっと小さいのかな。でもって口(鼻?)の部分が丸っこくてあんまり突きだしていないクジラっぽいイルカ。うーん、説明しようとするんじゃなかった。難しいじゃん。

スナメリ

写真は浮遊物に光が反射して上手く撮れていないけど、イルカではないことはワカルよね?ちなみにこれは福岡のマリン・ワールドのスナメリくん。
いつも人が良さそうにニコニコしているような呑気そうな表情がとってもキュート。
広島の宮島というところにある、その名もズバリ「宮島水族館」というところでスナメリの赤ちゃんが生まれたときのこと。
ローカルのニュースで今まで青いビニールシートに囲まれた仮設プールにいた赤ちゃんが親と同じ園内の水槽に移されたと、その映像を流していた。

スナメリは担架のようなもので引き上げられ広いガラス張りの水槽に入るやいなや、広くてうれし~って感じですごいスピードでビュンビュン泳ぎだした。まだ透明のガラスというものを認識しないうちに、あんまり勢いよく泳いだので思いっきり水槽にぶつかってしまった。
人間でいうところの鼻っ柱をドンッとやったものだから、鼻血を出してるように口の先からタラーっと血を流し、脳しんとうを起こしたようにヨタヨタしながら泳いでくるのを正面から捉えた映像は見物だった。

それでも顔はニコニコしてるんだな。
この可愛さは絶対逢いたくなること請け合い!あいにいってやってね。

フルートの音色

暑い~っ!せっかくのお休みなんだけど動物園のシロクマのごとくウダーっとなってお出かけする気にならない。

最近お休みの日の午前中に窓を開けていると、近所の社宅からフルートの音色がする。
これがまたお上手なの。
元々、好きな楽器なので聴き惚れてます。
ギターやピアノもいいけど風に運ばれてくるフルートの音色はとても優雅で幸せな気持ちになります。

今まで気がつかなかったので、学生時代にされていたお父さんがまた始められたのかしら。
どうしてCDやテレビの音じゃないと解ったかというと、2曲目が「ダンゴ三兄弟」だったから。
子供が喜ぶのか、ステージでアンコール曲に使うのか。
なんだか微笑ましいのです。

マンボウの幸せって

マンボウって、のんびり海を漂っている不思議な形の魚。
ダイバーに限らずみんな知ってるし好きだよね?

しかし、あの広い、広い海を泳いでどうやって恋人を見つけるのでしょうね。仲間同士でコンタクトをとることがあるのか。
だいたいあそこに向かおうという意志を持って泳いでいるのか、ただ流されているのか・・・。マンボウの赤ちゃんはどんな形? どうやって生まれて、育つのか、謎はつきない。

水族館のマンボウはガラスに当たって怪我するので、内側全面にビニールシートを張られて、ゆったり泳いでるんだけど、「せまいよ~、ぬるいよ~、水が悪い。ストレスたまる~!!」ってもがいてるように見えた。ガラスの外でウキウキ、ニコニコしている私たちと対照的に。

飄々としているようだけどとても神経質で水族館で飼育するとストレスで痩せて体表がシワシワになっちゃうんだとか。
この地球環境も悪化し、海といえど船の往来も激しくて、マンボウにしてみれば目の回るような現代だと感じていたりしてね。

海にいるからといっても、今の環境はどうだろう。
人も自然の中で生活してるんだし、いい環境を作りたいとマンボウを見ながら思った。

マンボウ

*ビッグなマンボウ*

へその緒

友達の家に新しい家族が増えた。
日曜日に出産だったので旦那様も分娩室に入って付き添えた。

随分とカジュアルなお医者さまで、だんなさんにヘソの尾切らせたとか・・・。
そして、その様子を看護婦さんが写真撮ってくれたんだって。確かにこれで出生元を疑われることはないだろうけどね。
あなたは自分が産まれたシーンをとっておいてほしい?

私はいつもお母さんが産まれた時のことや小さい頃のことをよく話してくれるので、それで十分です。

ネクタイ

デパートの中をサービスカウンターに向かって歩いていると、後ろから私を呼ぶ音が。
振り向くと小さいテレビが置いてあり、スターウォーズの映像が流れている。そう。私を呼ぶのはテーマ曲!
なんで?と思い近づいてみると(まんまとお店の罠にはまる引っかかりやすい私)何本かダース・モールの絵の入ったネクタイが並べてある。お値段も手頃。

キャラクターはともかく色合いは渋い。かなり広いターゲットに向けてデザインされたに違いない。
でも、ネクタイがつきものの営業さんはこの柄いくらなんでも買わないでしょう!?誰が買うんだろね。

そこのコーナーはいつもキャラクター・ネクタイを売っていて今までも「ドラえもん」「ウルトラマン」などがあった。
「ムーミン」や「トトロ」「プーさん」もあったような気がする。(ちょっと定かではない)
これからはそこに面白い柄を常時置いてもらわなきゃ。
次は何か気になる~っ!まさかピカチュウ?それはもうあったって言われたりして・・・。

そういえば、ドラえもんは通っていた英会話の講師(フィラデルフィア出身・27歳・男性)がよく締めていて、生徒(中高生)の人気をがっちりつかんでいたっけ・・・。

いま、モテたいなら、コレしかない!(?)

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