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1999年06月

ゆかいなママさん

私のお母さんの話をすると、面白いお母さんねーって言われる。
確かに話のタネにしたけど。でも、特に変わってるわけじゃないでしょう。
きっと、それは語りべが巧いから???
それとも自分の母親はフツーで面白くないとでも言うのか・・・。
ある時、友達の家に泊まった。
いつも一緒にいるのだから、そんなに一時を惜しんでまで語り合ったりしなくていいようなものだけど、とにかく起きておしゃべりしていた。
深夜、何やら不可解な音が。ドスンとビターンが鳴り響く。

2人で顔を見合わせて「何?なに~???」っておびえてた。
まさか映画の世界でもないのにゴジラでもないだろう。

そうしてる内に、ガシャンという音がしてドスンとビターンは終わった。
ついに友達が部屋から出て様子を見に一階に降りていった。
そして、きゃはははは、、、と笑い声と共に上がって来た。(笑っていたが呆れて怒っていた)

その日、父親の帰りが遅く、よっぽど手持ちぶさただったのだろう、ふと最近太り気味なのが気になって縄跳びをやろうと思い立ち、いきなり階段の横の廊下で跳び始めたというわけ。
外ですると、音が近所に響いて「奥さん、こんな夜中に縄跳びしてるわー」って噂になると困るので家の中ですることにしたらしい。

噂を気にするなら、せめて私がいない時にやってくれ。
生涯噂にしてしまいそうだ!!ちなみにガシャンは廊下の電灯に縄が当たった音でした。

アニマル天国

出勤の時、橋の手前の四つ角を左折するのだが、曲がる時に視界の端に見慣れないものがうつった。
プードルのような犬(よく覚えていない)が、後ろ脚2本で立ってヨチヨチ歩いてくるのだ。
これはまだ起きてない脳味噌によく効いた。
しかも、立ったまま信号待ちしてるし・・・。
その翌日、同じ道を通る別の人が「今日さー、面白い犬を見ちゃったよ。前足でボールをコロコロ転がしながら散歩してんの。」って言ってた。場所も時間帯も連れてるおじさんも(どっちが連れられてるんだっけ?)まさしく、同じ犬と思われる。
うーん、それは大変な物を見逃してしまった。

でも、歩道が一段高くなってるだけの橋の上でボールから足を踏み外して、コロコロ転がっていったら危ないぞ。
いっそのこと、赤ちゃんの歩行補助用のカタカタを使わせたらどうだろう?可愛さ倍増???

嵐を呼ぶ女

あまり公にすると今後に差し支えることがあるかもしれない。

私は悪天候で潜りに行くことが多い。
潜り始めた最初の頃は瀬戸内海をホームグラウンドにしていたが、食卓に並ぶ系の魚ばかりでトロピカルな魚はいない。
それで四国の西海に潜りに行った。ソフトコーラル(珊瑚)が綺麗なことが有名なスポットなのだが、台風の影響か潜れるところも限られて透明度のやや低い砂地を潜ってミノカサゴ一匹しか見ることができなかった。

次ぎに室戸に潜りに行くと、やはり台風の影響で波が高くてとっても海に入れるような状況じゃなかった。でも、せっかく来たからと器材を背負って堤防に挟まれた狭いポイントに入った。でも手の届く範囲しか見えない。自分の足さえ見えないような白味噌汁状態・・・。魚はもちろん、手が届く範囲にいながら隣にいるはずのバディさえ見えないんだもの。
細心の注意をはらっていたにもかかわらず、みんながコースを変えて曲がったのに気が付かずに、案の定迷子になったくらいだった。でも安心!すぐに防波堤に突き当たったからガイドさんの鳴らす音を頼りに復活できました。そうして結局、水族館に行ったり温泉に入ったりと観光して帰ったのです。

そうして、伊豆の大瀬崎に行った時は群発地震、グアムに行った時も台風。
現れる所に台風がついて歩いているような私。

でも、みなさん聞いて!
私が嵐を呼ぶのではなくて、台風の多いシーズンに潜りに行ってただけなの。
だから安心して遊びに行く時は真っ先に誘ってねっ!

量り売り

私は基本的にスリムなスレンダー系よりも丸みのある飯島直子のような体型の方が好きです。
そのせいか、あまり強烈に痩せようという気分にならなかったりします。
とはいっても夏が近くなると恒例のように「痩せたい、痩せたい」と呪文のように唱えていたりする。
・・・今年は海に行く予定もないので、マ、いっか!

去年、会社の人(男性)が急に激やせして、痩せる話題でもちきりだった。
「いいなー。私も痩せたい~」
「痩せればいいじゃん。いつもそう言ってるだけで、ひとっつも痩せないな」
と言われ、ムッ。(当然といえば余りにも当然な言われようだが)
「だれか痩せたら何かくれるっていうなら頑張れるのに」と言うと、その場で1㎏痩せたら1万円という値段がついた。

3㎏痩せたら3万円。5㎏で5万円。10㎏なら10万円~っ!(そんなに痩せられないって)20㎏なら20万!(ムリだってば!)
もう、すっかり捕らぬ狸の皮算用状態。

私ともう一人の女の子と2人がエントリー。
帰りに近くの薬局に行って、体重までチェックされた。
秘密なのに~。

さて、1ヶ月後。友達は0.5㎏減。
私は0.5㎏増えてる・・・。

「一万円やろうというのに太るとは!」
と根性なしの烙印を押されてしまった。

だって、ほら~少ないお小遣いをとっちゃ悪いでしょ!

魔がさした朝の

姉が高校生だった頃、もみあげ(って女性の場合も言うのか?)を気になるからと言って、剃ったのだが、悲しいことにその部分は日に焼けていないため、青白くてウイテみえて大爆笑だった。あんまりにも私がウケてしまったので傷ついた姉は液体ファンデーションをその部分に塗り込んで登校した。でも、放課後に図書室で会うった時にみると、すっかりファンデーションは落ちていたっけ。

社員旅行で同室になった子(もちろん同僚)は、先にお風呂に入って、私が出てくると背中を向けて窓際に立ち、「私です。知らない人じゃないですよ!」って。なるほど、眉のないそのお顔は別人だ。

話変わって、友達が眉の形を細く整えようと剃っていて、片側の眉を2/3を落としてしまった。
やはり両方同じじゃないとバランスが悪いかと思い切りよく、もう片方も同じように剃って2㎝ずつしかない眉に描き足して仕事に行った。めざとい同僚に見つかり「ごじゃる」と呼ばれていたらしい。

運悪く、その日は私と飲みに行く約束をしていて、その席で「あこがれの君」にも会うことになっていた。バレる前に自分で暴露してしまったものだから、すっかり「お笑い街道」まっしぐら。
近くでマジマジ見ても解らない程、上手に描いていたのにねー。

しかし、飲んでいる内にお化粧がとれてきて、「ごじゃる眉」になっていたのでどっちみち隠し通すことはできなかったようだ。

その経験を踏まえつつ。
わたしの場合、眉は殆ど触らない。だって、眉がないと別人じゃあ、素顔を誰にも見せられないというのが恐い。

今朝、起きたときすごく眠たかった。
で、電気もつけず着替えて鏡を見ると妙に眉が気になり整えたくなったので、何気なく・・・ああ・・・。
そう!右の眉の後半1/2をおとしてしまったのである。
何しろ出勤前で時間がないのでその辺にあるペン(もちろんお化粧用)でとりあえず修理してでかけた。

余程上手だったとみえて、夜は会社の飲み会があったけどそれも無事クリア。誰一人指摘する人はいなかった。ホッ。。。

モニターを見る為に太陽光を遮断して部屋が明るすぎないのに感謝。
L字型の机に斜めに座るので左側の顔だけ披露すればいいことに感謝。
前髪がのびていて、ちょうど隠れるくらいの長さであることに感謝。
まったく感謝にたえない一日であった。

帰ってから顔を洗って見たら、我ながら大爆笑。
どんなにステキな人に誘われようと当分はきっぱりと断るわよっ。(とかいいつつ、この言動には自分で自信ないな)

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