- 2016年01月24日 12:18 (日) tags:
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今まで常識と思っていたコーヒー焙煎に関する知識が「煎り上手」という直火手焙煎の器具を使って焙煎してみて覆りました。
今までの常識とは、ローストしたばかりの豆は数日ほど寝かせてある程度ガスを発散させてから飲み始めるというもので、実際に自宅の電気式のコーヒー焙煎機で焙煎した豆も早いと香りや味が充分に抽出されず全く美味しくなかったです。
それが直火焙煎機の紹介記事やレビューを読むと「焙煎してすぐ飲むと最高」とか「5分以内にコーヒーを淹れる」とよく書いてあり、よっぽど分かってないのか思い込みが激しいのかと最初は思っていました。(失礼しました)
だけどかなりすぐ飲む派が多いようなので、半信半疑ながら物は試しで煎り上手で直火短時間で1ハゼが終わるまで焙煎して冷まし、即ドリップして飲んでみたのです。
そうしたらすごく美味しい。香りも良い。味も良い。
なんだか久しぶりに満足いくコーヒーが飲めて幸せ・・・空になったカップをもうひとくち飲みたくて、うっかり口に運んでしまうほどでした。
結構、カルチャーショック!!
ちなみに第1回目は朝食前に煎り上手を買ったお店がオマケで付けてくれていた
ブラジル イパネマ農園の生豆で品種はカツアイとムンドノーボのブレンド
精選はウォッシュドを50.0gを1ハゼが終了するまで焙煎しました。
イパネマ農園の生豆は初めての直火焙煎にうってつけな粒が大きめで色や形が揃っていて欠陥豆はほとんど無く(今回は1粒除けた)ウォッシュドなのでチャフも少なめな方ですが、やっぱりコンロ周りに飛散はありました。
でも後で布巾で拭いたらキレイになったので思ったほど片付けは面倒ではなかったです。
10分位で焙煎作業は終わり、ローストされた豆は42.1g。
我が家では2人分に平日は20g、休日は30g使うので平日2回分に相当するちょうど良い量でした。
グラインダーはデロンギのコーン式グラインダーで粒度はミディアムの真ん中。
ドリップはハリオ。焙煎とドリップの担当は旦那さん。
味や香りはドリップの影響もあるけれど
まろやかで透明感があり、キャラメルのような甘い香りがしてほろ苦さも心地よくブラジルの豆だけど浅煎りのせいか酸味もありコクは強すぎずちょうど好みな味と香りでしたよ。
楽天♪ 煎り上手と生豆
実際のところ、コンロ周りのチャフの飛散を嫌がって電気焙煎機にしたけれど、
釜下にチャフを分離する機械であっても、ローストする豆の量が多くなると熱が下がりにくく余熱でどんどん焙煎が進んでしまうので早く冷やすために我が家では扇風機を使うから結局床にチャフが飛散して都度掃除機をかけているし、あちこちにくっついて残っているのだから同じことだった。
うまく設定が合えばとても美味しく焙煎できるので、もちろん気に入って使っていたけれど、焙煎機に10万円も出したからといって10年とか長期使える保証はなく(我が家のは8カ月目に故障し修理に2回出した後は運転できるものの焦げ臭があり香りの出ないイマイチな焙煎しか出来なくなった)随分遠回りな勉強をしたな、という感じ。
一度に煎れる量が多いと言っても機械でも1回170g(200gまで焙煎できる機械だけど故障後にムラがあり焦げたり温度が上がらず浅くなったりするようになった)で準備と片付けをのけても30分はかかることを考えたら本当に便利なのか分からなくなってきたな・・・。
とりあえず取れない元を取らなきゃならないので平日用に電気焙煎機を使い、休日は煎り上手を使おうかと思ってます。
どちらにしても、ともかく自分で焙煎したコーヒーじゃないと飲めないのは確か。
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