白ワインの夕べ

昨日はお天気が良い休日でしたが急な用件で呼び出しがかかるかもしれず外出はできませんでした。
その代わりに午前中に注文していたワインが届いていたので夜はこれを開けることにし、また日中は久しぶりにレザークラフトをすることにしました。
私は早々に夕飯の準備に立ちましたが旦那さんはギリギリまで作業を続け、ご飯の前に手を洗いに洗面所に行きました。
レザークラフトは革の内側同士をボンドで張り合わせたり、ノリ状の物で端面を磨いて滑らにしてツヤを出すコバ磨きという工程があり手が汚れるのです。
壁の向こうでパチン!と音がし、
「あっ・・・」
という短い叫び声が聞こえました。


不審に思って覗いてみると手にたっぷり石鹸の泡を立てたまま両手を広げた状態で固まっています。
「どしたの?」というと、そのままの体勢で顔だけこちらに向け、
「蚊がいたから叩こうとして、手が泡だらけなのを忘れてた。」
そしておもむろに
「ほら」
と体をこちらに向けると紺色のポロシャツに白い泡がダルメシアンの柄のように飛び散っています。
そんな、アホな!「うっそ~ん!!」と口に出さずにいられません。
それから気を取り直して私は茹で上がったスパゲティを真っ黒なイカ墨のソースが入ったフライパンの中に入れて和えました。それをトングで掴み上げてお皿に盛ろうとするとチュルチュルッと麺がすべり落ちました。
ソースが飛び散り、周りは悲惨なことに・・・。
イトコの子供が結婚のお祝いにくれた白xピンクのエプロンが黒いダルメシアン柄に!
これ、お気に入りだったのに~。(><)
先ほどの旦那さんの白いダルメシアン柄はタオルで拭いて消えましたが、私の黒いダルメシアン柄はとてもじゃないけど拭き取れない。さっき、「うっそ~ん」なんて言ってたときはこの状態は予測すら出来なかった。一寸先は闇?
なってしまったものは仕方がない。
ともかく、イカ墨スパゲティも白ワインも美味しかったので良しとしよう。
ところで今回のレザークラフトの作品は今ハマッている「鬼平犯科帳」の文庫カバーです。
またまた寸法を測って製図をするところから始めましたがブックカバーは以前も作っているのでそれをベースに手直しするだけ。
作業工程も同じで慣れたもののはずでしたが、すっかり忘れていて手順を間違えたり本を読み直したりしつつ作りました。


分かりにくいかもしれませんが、糸を白とエンジの色違いです。
当分、夜は読書三昧です。

コメント

  1. かな より:

    素敵です!!
    あたしのお気に入りのBOOKカバーは●mazonでタダもらったヤツ。手作りモノっていいですねぇ。今度見せてね!触らせてね!!

  2. pinna より:

    ありがとー!!(*^^*)
    作っているときは革に厚みがあるのでページをめくりにくくなるかも思っていたけれど、実際に文庫にかけてみると案外使い心地が良いです。
    気に入ってもらえるか分からないけど、今度会う時までに作ってひとつプレゼントするよ。
    (重複書込みは修正したよ)