茶ゴケ

しばらく都合がつかなくて水槽の水換えがおろそかになっていたのでこの3連休中に土日と続けて15リットルずつ換水しました。満水では54Lの水槽にサンゴ砂やライブロックなどを差し引くと全水量の半分程度を入れ換えたことになるでしょうか。
綺麗になった水槽を見てくつろぐ時間はエビや魚達も喜んでいるように見えて手のかかる作業もやり甲斐を感じる楽しいひとときです。新鮮な海水にクモヒトデも手をいっぱいに延ばし緑色のサンゴも今までより一回り大きく共肉を膨らませています。


しかし、一日経って水換え前には気がつかなかった(多分無かった)茶ゴケが少し発生してました。水槽を新しくセットしたばかりでバクテリアが十分に定着していない時に発生するコケです。
とても良い環境になったと思っていたのにどうやら間違いのようです。
いくら新鮮な本物の海水といえど、そのままでは水槽に見合った能力は出せないということでしょう。
海と水槽では生体の密度が違うので海では足りてバランスがとれていても水槽の中では水に対して生き物の残餌や排泄物などの汚染物質の割合が圧倒的に多くて分解が間に合ってないのです。
自然界ではバクテリアがその場その時に足りるだけ増えたり減ったりしてバランスをとって成り立っているのだと改めて実感しました。
普段の生活の中で意識することは無いでしょうが畑でも海でも空気中でも人の目に見えないだけで四六時中、バクテリアなどの微生物が活躍しているのだから私達も無駄な汚染や殺菌効果のある洗剤などの使用は控えるようにした方が良いでしょうね。
ま、もしバクテリアがいつも見えたら逆に殺菌してしまうかも・・・ですけど。
実際は無くてはならない大事な生き物です。

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