海で出会ったバルタン・・・?

ダイビングの楽しみというと人それぞれで色々ある。
魚をみるのが好き、浮遊感を楽しむ、リゾートに行くのが楽しい、水中カメラorビデオにはまった、ケープなどの地形を楽しむ。
フィッシュ・ウォッチング派でも大物の回遊魚がいいとか、小さいのがいい、珍種、固有種と様々。
中には潜ってる人を見るのが面白いと、魚も景色もそっちのけでビギナーダイバーばかり気にしているようなひとも。ログ(ダイビング記録のこと)をつける時、いったい何を書くのだろうか?
私の場合、海の中に自分が存在していること、そのものにすごく幸せを感じてしまう。
少々透明度が低くて何も見られなくても、海が荒れていても、それはそれで満足しちゃうのだ。
よく宇宙遊泳のような浮遊感という形容をするけど、残念ながら宇宙遊泳をやったことがないから、そんなことを言われても実感がない。
でも、海の中は上も下もどこに行くのも自由だ。地上なら行けないような高い所も海の中ならフィンをひとかきすれば行けるんだ。そして同じ所にとどまってもいられる。白い砂の青い海に潜って、じっと宙に浮かんだまま白が青に溶けてどこまでも続いていくようなのを見るのは何よりだ。
そういうわけで宇宙遊泳説には半信半疑だったのだが、海の中でバルタン星人の親戚(?)に出会った。
記念に一枚写真を撮らせてくれた。どこにいるのか解るかな?

コマチコシオリエビ
*渡嘉敷島の野崎にて*