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ピンホールカメラで撮ってみた

例の学研ステレオピンホールカメラで撮った写真をようやくスキャンしました。

実はこのカメラは従来のコンパクトカメラ等によくあるタイプの35mmフィルムの一コマの上下を切って横長の写真に見せかける方法ではなく、二コマ分をぜいたくに使ったパノラマなのです。

よく考えてあるなあと思うのです。

だってピンホールが三ヶ所あり、立体視用の写真を撮る時は内部に仕切りを下ろして2枚同時に撮り、パノラマは仕切りを上げて中央のピンホールから一枚撮る。
パノラマ1枚と立体視用の2枚はフィルムを同じ幅を使うので1回撮ってフィルムを巻き取るピッチが同じになる。
簡単な構造で色々な撮り方ができるのですから試行錯誤して設計してあると感心することしきりです。

しかし、ここに罠がありました。

カメラ屋さんで現像に出す時に「現像だけお願いします。これはオモチャのカメラで撮ったもので、パノラマ写真が含まれているのですが・・・」と説明しかけたらお店の方が「はい、はい、現像だけですから何も問題ありません。やっておきます。では4時に出来ます。」と控えをくれた。

30分ほど待てば良いよと近くの百均で時間をつぶして戻ったら、お店の人の様子がおかしい。

「誠に申し訳ありません」

うーん、イヤな予感。

「お客様のネガを途中で切ってしまいまして・・・」

パノラマと聞いたのでいつも感覚で確認せずに切ったら見事に真っ二つということで焦って作業を続けず吊るしてあるという。ううっ。

切れているのは私のだけだったがお詫びにと旦那さんのと2本分を無料にするという。1本はちゃんとできているのだから払うと言っても「これに懲りずにまた来て欲しい」というのでお言葉に甘えてタダで持って帰った。

今回の写真は記念とか思い出に関係なく、また芸術性も無いので怒るつもりは全くない。旦那さんによれば「パノラマ」と言ってしまったのが間違いの元で「1枚に二コマ使っている」と説明しなければ分かるはずがないとのこと。全くもっともです。

トイカメラを使ったフィルムをカメラ屋さん出して起きたトラブル3件目。
そういうわけで少しフィルムをスキャンするテンションが下がってしまいアップが遅くなりました。

鹿野川ダム
鹿野川ダム(愛媛県大洲市)

ちなみに前回の撮影時(「大人のピンホール」参照)にピンホール2つを落として紛失してしまったのでパノラマ写真しか撮れません。泣)

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