今朝、旦那さんが立ち上がろうとして突然「イタ、イタタ・・・」と
体を前にかがめたと思ったらのけぞるようにしたりして痛がりだしたので
私もビックリして「どしたの?肉離れ?足がつったの?こむらがえり?」と矢次早に質問を繰り出しました。
しかし、すぐに治って「あー、ビックリした」と言いながら本人は何事もなかったかのようにスッキリした顔をしています。
そしてまだ心配そうな顔をしている私に説明しました。
旦那: 「足がグニッとなった」
私 : (怪訝そうに)「グニ?」
旦那さんは「今の説明じゃ分からないよね」と笑いだし、
「(左足の付け根の前側を斜めに指でたどり)ここがこんな風に(と指をネジ曲げるようにしながら)グニッとなった」と言いながら
もっと適切な表現を「うーん・・・」と考えて「スジがね」というところでようやく私にも分かりました。
だいたい私だって診察後「なんでソレを言わなかったの?」と言われて「そうか、これも症状か」って気づいたり、後から「あれも言えば良かった・・・」と思うのが常です。
病名や症状がハッキリした後なら特徴をとらえて説明することは出来るでしょうが、それまでにいざ症状を正しく伝えようとすると意外に難しいものです。それに慢性的なものになると重要視せず言い忘れたりして。
実は年末年始にこんなことがあったのです。
旦那さんの母親が体調がどうも良くないというので年末29日に病院に一緒についていったのですが、元旦にも症状が改善せず旦那さんが心配して母に「ちゃんと症状を伝えないからだよ」と強く言ったところだったのです。
母の訴えは
お腹が痛い。
お腹がどうも気持ち悪い、食欲も気力も減退している
(タクシーの運転手に話して下された診断によって)
腸閉塞じゃないかって言われた!お正月に入院になったら困る
が旦那さんと電話で話している内に腸閉塞ということはないと分かって
そういえば最近便秘をしているからかもと、実際に病院に行った時には診察室に入るなり
「先生、便秘が続いて気持ちが悪いんです」と言ってしまったのでお腹の触診で「異常ない」と言われながらも便秘の薬一週間分を出されて帰ってきました。
しかし診察後、母が自宅に帰ってから痛いと押さえているのは胃の辺りです。
私はその日は本当に便秘のせい?誤解が誤診を呼んだので無ければいいがと首をひねりながら帰宅しました。
昨日になって電話してみると正月明けの病院で相変わらず便秘の薬が一ヶ月分出たというのです。
色々と質問していると相変わらずお腹が痛い。ずーっと続く痛みではない。胸も痛いことがある。便秘の薬じゃ不快症状が治らない。以前にも痛かったことがあった。寒いし痛いし気分が悪いしで気力が落ちて何かした後は横にならないといけない(お昼寝orお夕寝?)のだと。
素人判断で断定は出来ないけれど、
思うにソレは「胃炎」とそれにともなう「胸やけ」では?
十日がかりでようやっと私にもお母さんの症状が見えてきたような気がする。
伝える側に知識も必要ですが、根気よく聞き込んでいくことも大切ですね。
そんなこんなで日頃から旦那さんは母親に「病気を自己判断せず、症状を全部分かるように伝えなきゃいけないよ。検査も毛嫌いせずに受けなきゃいけないよ、それで分かることも多いんだから」と口を酸っぱくして言っているのですが、今回のスジが「グニッ」となったことで症状を表現することの難しさを実感したようでした。
次に病院に行ったときには信頼できる確定診断が出ることを期待してます。