窒素酔い?

朝はスッキリお目覚め。
友達は船酔い対策でパンを持参していた(和食は気持ち悪くなるらしい)ので、一人で朝食を食べに下りる。他の泊り客もそれぞれ来て食べるけどおかずの種類が多くてとても食べきれそうにない。(柏島ではおかずのほとんどは海に由来し、魚や貝、海草が所狭しと並び大変ヘルシーである。)
集合は8時半。それに間に合うように着替える。いつもは水着に着替えるのだけど、今日はドライ・スーツを着るつもりで持ってきたので普通に下着も服も着たままでいい。靴下まで履いちゃう!
ドライだと海からあがってすぐに熱いシャワーに飛び込まなくていいし、着替えは少なくて済むし楽だわ~。
早めにサービス入りして久しぶりなので何かミスをして水没しないように入念にカメラのセッティング・・・。全ては順調。
トラックで器材やタンクと共に港まで乗せてもらいボートに乗り込む。
ドライスーツは後ろが固いファスナーになっていて独りでは着られないのが難点だ。うう・・・誰にしめてもらおう。キョロキョロ。
(慣れている人じゃないとシッカリしまらず浸水の恐れがあるんです。)
他の人もドライスーツのファスナーを閉めてもらっていたので「この人はドライスーツを閉めるプロに違いない」(?)と決めて「私のも~」とお願いする。
ちなみに私のバディ(連れ)はボートに乗った時点でもう「いっぱい、いっぱい」の状態になりがちなので負担を軽くするためなるべく頼まないようにしている。でもさすが彼女ももうじき100本!今回はカメラを取ってくれたりして余裕がある。成長したなぁ~。(j j)
そういうわけでホースもバルブもレギュもマスクもOK,OKと再チェックの末、エントリーしま~すっ。ドボーン!!
それから・・・あれ?・・・あれあれ?
沈まない。(・・?
ウエイトも付けたし~。
イイや、ロープをつたって強制的に潜行だ。深度が上がれば浮力調整もなんとかなるだろう。
普段、4キロ程度が適正であるにも関わらず2キロとか、付けずに潜ってもたいして困らなかった経験から、判断を誤ってしまった。
ダイビングをナメてました。
それはそうと、まずはクマドリイザリウオ。何センチくらいかな。小さめだけど白地にシッカリと目の周りに赤いクマドリがあってコロコロしててカワイイ。ファインダーを覗くが真っ暗。
おかしいな・・・レンズカバーは外したはずだし。
結局、クマドリは撮れず・・・。
移動しつつ「ハッ」と気がついた。
最近、陸上でデジカメを使っていたので(?)カメラとの距離感を間違えた。
このカメラはファインダーにしっかり目を近づけなければならなかったんだ!!
デジカメよろしく顔を離していたのでは見えるはずはない・・・。(--;
この判断力の無さは「窒素酔い」だろうか?まだそれほど深度はない。
気を取り直してワニゴチ!けっこうデカイ。パシャ、パシャ。
それからクダゴンベ。撮影しやすいし、可愛いから好きなの。パシャ、パシャ。
マツカサウオの辺りではもう水中マスクが曇りに曇ってマスククリアを頻繁に繰り返すので写真を撮るどころではない。
新しいマスクで曇りやすい上に、何より大事な「マスクの曇り止め」が売り切れで手に入らなかったのだ。
深くなるにつれドライにエアを入れて深度がやや浅くなってきたところで上を向いてマスククリアなんてしていたせいで、水面に引っ張られるように浮きはじめ、浅くなればなるほどスピードを上げてとうとう水面に上がってしまった。(これって超キケン)
ウエイトが2つ(2キロ)しか付けてないせでウエストがノーマークのせいか足にエアが入りすぎてもう自力修正不能状態。
それからはもうウンともスンともいかない。ガイドの矢野さんが助けに来てくれてエアを抜くように指示したり、潜行中を知らせるフロートのだろうかウエイトをいくつもジャラジャラ付けた鎖を握らせてもくれた。しかし・・・沈みませ~ん。(@@)
スーツ内のエアを抜こうとしても、ボタンを押さえれば押さえるほど海水が入ってきて、もはやドライ状態ではなくなった頃、矢野さんのサポートでどうなったのか、なんとか水底へ帰還できました。
もうカメラ持っててもそれどころではなく、本人は「戻れてホッ」と平静のつもりでもたぶんそうじゃない。
慣れているつもりが一番怖い。
ドライでスチールだと4キロ。今回はアルミタンクだったので適正ウエイトは6キロと思われる。

伝票

近所の農家からもらった新米を東京の知人に送るよう母が荷物を作っていたので、朝の通勤の時に酒屋に寄って宅配を頼んでおいた。
帰りは残業後ダッシュで帰り、この間の柏島の海で撮った写真が出来上がる予定だったのでキタムラ(カメラ屋)に寄る。
引換証を開きながらカウンターに向かう。
品名『お米』
何か違うような気がする・・・。
あ、これは朝の宅急便の伝票だ。(--;
赤い伝票は宅急便。
緑の伝票はカメラ屋さん。
両方馴染みがありすぎて、違和感がなかった。

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