- 2015年01月11日 21:16 (日) tags:
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MASON-800の初期設定をするときに1ハゼの鳴り始めを聞き逃し、庫内温度4度分も遅れたタイミングのP値を設定してしまったことが前回の焙煎時に分かったので今日はP値を修正しました。
写真は作業中に撮ったものですがタイマーの数字はこの温度になるまでの経過時間ではありません(そうです、操作ミスしました)
まず、前提条件として
・P値は1ハゼが3〜5回鳴った時の温度。
豆の種類、粒の大きさや鮮度などの条件で変わり
焙煎プログラム上基準となる数値。
・M1〜6は6つのメニューで数字が大きくなるほど焙煎が深くなる。
特に書いてないけど焙煎の基本8段階のライトとシナモンを除いて
M1 ミディアム
M2 ハイ
M3 シティ
M4 フルシティ
M5 フレンチ
M6 イタリアン
に相当すると考えて良いと思います。
そして取扱説明書にはP値をユーザーが変更するための方法が2種類書いてあります。
<焙煎をしながら実際のハゼを聞いて指定する方法>
M3で焙煎をして1ハゼが3〜5回鳴った時にメニューボタンを長押ししてその時の温度をP値とする。初期設定と手順は同じ。M1〜6までの全てのメニューのP値に影響する。
<焙煎を伴わずP値の個別設定をする方法>
焙煎機本体の予熱が済んだ段階でコーヒー豆を入れずに変更したいM1〜6のいずれかを選び、メニューボタンを長押ししてP値を任意で変更する。
私が知りたいのはM3以外のメニューでも焙煎中にP値を変更出来るかどうか。
またそれが全体に影響するのかどうかです。
そこでダンナさんが名案を考えてくれました。
M1で焙煎をしながらP値を変更し、それが他の全てに影響して変更されると仮説をたてて検証するのです。出来るならM1が変更され、同時に他のメニューもP値が変更されるでしょう。出来なければP値は元の194度のまま焙煎が進み他も変わりません。
まず、焙煎中に変更出来ないという失敗を避けるために焙煎を伴わない方法でP値をM1を194度から190度に設定します。
そのまま100gのコーヒー豆を入れてM1で焙煎を続行。
1ハゼが5回鳴った時に焙煎をしながら指定する方法でボタンを長押し。このときボタンを押すタイミングで新たに設定されたのは191度。
焙煎が終わってM1のP値を調べると191度にちゃんと変更されていた。
M2もM3も191度になっていたので他のメニューに影響していることが分かった。
ところがM4、5、6は193度に変更されていた。
結論として
焙煎を伴わない方法では個別に変更され、他のメニューには影響しない。
焙煎を伴う方法ではどのメニューでもP値を変更できて、その値は他の全てのメニューに影響する。ただしM1〜3とM4〜6は同じ温度ではない。(深煎りはP値が2度高い?)
というわけでM3にとらわれることなく焙煎中にP値を変更できることが分かったので豆の種類が変わった時など、好きな焙煎度で焙煎しながら変更できます。
ちなみに今日はエスプレッソをいれてみました。
通算2回目のエスプレッソ用にした焙煎は失敗でした。テカテカの油のせいか粉の状態が悪くうまく抽出されなかったし、味も炭っぽかったです。
もちろん「炭火焼き」とは違う感じ。
これでは水出しコーヒーにしても美味しくはないだろうな〜。
その代わり、初期設定をした1回目のM3で焙煎した方はエスプレッソで飲めました。
ただ、まだ最高の味ではなくもう少し深い方が良さそう。
どちらもP値が194度だった時のものなので今後の参考にはなりません。
焙煎機の使い方はこれである程度マスターしたので
これからはドリップ用とエスプレッソ用の好みの焙煎度を探す長い旅が始まります。
ただ、この旅にはオークもトロルもいないので険しくはありません。
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