恵方巻はバレンタインと並んでお店の販売戦略だと言われつつもいまや全国的な行事食となった。
豪勢なのもあれば食べやすく細巻や短い手巻き寿司サイズにしたりと各店で思考を凝らしている。買えば並べるだけで簡単なんだよな〜と思いつつ、やはり伝統行事は定番の母直伝の太巻寿司でいかなければならないような気がして足らない材料だけを買って帰る。
ちなみに節分は豆まきと恵方巻の他にも立春の前日で大晦日ということになりソバを食べる風習もあるのだそうだ。
他には鰯を丸ごと焼いて食べることと、鰯の頭を柊の木の先に刺して玄関先に取り付けておくというのもあるらしい。何か売れるものはないかと全国的に風習を調べて周ったに違いない。
私は全部これらをやっちゃいました。
鰯の頭はちょっとしたハプニング(?)のせいなんだけどね。
ヒイラギは鰯を売ってる横に割り箸よりちょっと太めの枝に柊の葉を輪ゴムで留めた物が山積みされてあったのでとりあえずカゴに入れたらレジでしっかり38円と打たれた。タダで配っていたのではないのか・・・。どうやら値札が落ちていたようで、払ったからには絶対に利用せねば!!というワケだったの。
ともかく一通り並べて「恵方巻を食べるときは恵方を向いて食べ終わるまでしゃべっちゃいけないらしいよ」と言って食べ始めるが、恵方巻は結婚してから食べるようになった旦那さんはいつもおしゃべりしながら食べているので我慢できず一口食べただけでどんどん話しかけてくる。
とりあえず無言のまま食べ続ける私。
笑わせてしゃべらせようとギャグを連発してくる。
ふきだしたものの、まだ無言のまま食べ続ける私。
攻撃を受け続けなんとか早く食べきりたいのだけど良く噛んで飲み込まないと喉に詰まってしまいそうで一生懸命噛んでいた・・・ガリッ★イタッ!!思いっきり口の内側を噛んで声を漏らしてしまった。あ~あ、今までの苦労はなんだったのか。巻寿司なんて手のかかるものはこの為に作ったのではなかったか。
「しゃべっちゃダメ」なんてことにした風習を恨むぞ~!(逆ギレ?)