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ヒメジ

先日、お義母さんからイラとヒメジという魚頂いた。
知人が釣ったのを持ってきてくれたそうだが大きいし、食べ慣れない種類ということで鱗と内臓をとって冷凍しておいたという。

イラは体長が30センチくらいか。
海に潜ってもよく見かけるものの、頭でっかちで薄桃色の体色にボヤ~ンと黒や青、黄の斑点とも言えぬ色が入ってお世辞にも格好良いアイドル的な存在ではない。美味しそうにも見えない。

一方、ヒメジもよく見かける魚で、顎の下の長いヒゲが特徴。サワサワとヒゲで砂地の上を探りながら進む姿を見ていると何故か眉間にシワが寄ってしまうのは私だけだろうか?こちらももちろんアイドル的な存在ではない。今回頂いたのは26センチの鍋からややはみ出る大きさで真っ赤っか。

どちらもお店で売られているのは見たことが無いし食べたことも無かった。

「いらなかったら無理して持って帰ることはないけれど、もし食べてみたかったらいけないので言ってみただけだから・・・」と遠慮がちに出してきたのを「おっ!これイラじゃん。鍋に入れたらどうかな?こっちはオジサンみたい。ヒメジだ!貰って帰りマス!」と面白がって二つ返事で貰って帰った。

他に食べるものが立て込んでいたので、一週間して今日の夕食にヒメジを料理してみた。何を考えていたのか、真っ赤な体色を見て高級魚の金目鯛と勘違いしてしまい甘辛めに煮魚にした。
最初の一口目はホクホクして淡白な味ながら脂がのって美味しいのだが・・・ちょっと脂っこい。
見るとラー油のような鮮やかな赤く透明な液体が滲み出してきている。煮汁の上にまさにラー油のように浮いているあたり、確実に脂である。

以前テレビ(確か「探偵!ナイトスクープ」)で食べると必ず下痢をする魚というのが紹介されているのを見たことがあるが、一口食べるには美味しいが脂がキツイので・・・という、それを彷彿とさせる肉質だ。
残さず食べることを身上としていたがさすがの私も途中から箸が進まず残してしまう。

上記の下痢する魚は食品衛生法で店頭には並ばない魚だそうだが、ヒメジはどうなのか食衛法にひっかかってはいないのか。ちなみにナマズみたいに唐揚げなら食べ易くて美味しいかもしれない。

なんでもトライするのは良いが食用に適するかどうかと適した食べ方は先に調べた方が良さそうだとたった今、気が付きました。

今のところお腹は大丈夫です。

追記 2005.12.15
後で聞くと旦那さんが子供の頃にはヒメジは「ヒメチ」と呼んでフツーに食卓に並んでいたそうです。
もっと小ぶりな10センチくらいのを唐揚げにして。
でも当時からあまり好きではなかったらしい・・・。

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