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KISS CHOCO

韓国に遊びに行った友だちがお土産に巨大なHERSHEY'Sのキス・チョコを買ってきてくれた。
日本でもよく袋に詰めて売られている、ドラゴンクエストのスライムみたいな形をした銀紙に包まれたチョコのこと。

実はコレと全く同じものを以前に姉が持っていたことがある。

後生大事にしていたので誰も食べはしなかったので少なくとも3~5年は部屋に置かれていたのではないだろうか。早く開けて食べなよと何度も周りの者は当然言ったのだが、勿体ながってとうとうそのまま他県某大学に入った。家にいなくなって久しいある日、掃除をしていた母が手に持って「コレ、まだ食べられるの?」と呆れる。

食べられるかもしれないし、食べられないかもしれない。開けてみないと分からない。
もうずいぶん長く飾ってあったので、そろそろ潮時だろう。
姉が帰った時に血をみないように一応電話で確認してから開いてみた。

なんだか艶がなくて白っぽくなってる。

そのままかじる勇気はさすがになかったから、スプーンで削ってみると、アラアラ楽しい程にサラサラと粉になっていく。
力もいらず、風化しているみたい。

長い間に水分が抜けきってしまったのだろう。なんと芯の芯まで粉になった。(^^;

もしかして、水分を足して火にかけたらもどるかも!と思い、母にムリでしょと言われつつ鍋に入れて火にかけた。
・・・あの頃はチョコに水は大敵だとか、湯煎にして高温も熱を入れ過ぎもいけないって知らなかったからなあ・・・なんて技術的なことは全く関係なく、風化したチョコや油脂も変質していたのだろう、元の姿に戻ろうはずも無かった。ちょっと味見してみたけどザラザラしててマズッ。(><)

そういうわけでやむなく捨てるしかなかった。哀れな末路であった。

というような運命にはならないよう、今回は美味しい内に早めに食べたいわ。
でも、食べるの勿体ないナ・・・。
姉の気持ちがちょっと分かったような気がする今日この頃なのでした

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