今朝、まだ寝ていた。
廊下を足早に来る音がして、ガラッとドアが開き「ちょっと!外に雪が10センチ!!」と母が叫んだ。
今日はお休みの日なんだから雪が降っていてもどうってことないのに~と思いつつも昨日桜を見に行ったばかり。
いくらなんでも10センチは降り過ぎだろう。
ウソ!と言って起きあがりカーテンを開けてみたら何のことはない、外は晴れていて雪のかけらもない。
ああ!今年もやられたーっ。悔しい。毎年4月1日にこうやってはめられていたのにまたやられてしまった。
着替えて下に降りたら母がちょうど誰かと電話で話をしている所だった。
でもやっぱりやっていた。(^^;
「ちょっと、ちょっと、外を見てごらんなさいよ、雪が10センチ!」
電話の向こうはちょうど昨夜里帰りしてきた従姉妹。走って外まで見に行ったらしい。
今年のネタはどうやらコレらしいが、東京の方では満開の桜に雪やみぞれという異色の顔合わせが実際に実現しているそうでエイプリル・フールを地でいってるので洒落にならない。
でも全開バリバリになっている母は引き続き隣県の姉の所に電話。こっちは距離が離れているだけに雪がといっても反応が面白味が欠ける。「こっちは降ってないよ~」って言われるのがオチだ。
おばあちゃんから電話というので、子供達が変わってくれと言っている。もう10センチのネタは騙されないので使えない。
仕方がないので、とっさに変えて「ちょっと、大変!おばあちゃんの家にクジラが出た!」
でも、3歳の娘が出たから話はややこしい。
絶句してしばらく黙り込んだ後、「本当!?どうしてるの?」
「黒と白と2頭が来て畑を荒らし回って大変!」というと
「おばあちゃん、それじゃあ水鉄砲で撃てば?」(←本人は本気で言ってる)
「でも、水鉄砲じゃ死なないじゃない」
「本物の鉄砲で撃ったら痛いから可哀相だもん」
・・・
夢と現実の境界がない彼女の頭の中に出来たクジラ・ワールドはどんどん世界が広がっていって収拾がつかなくなってしまっておばあちゃんの方が先にギブアップ!
子供相手にエイプリル・フールは難しい。
ちなみに夕方来たもう1人の子供は同じ手で「そのクジラのお刺身」と夕飯にお刺身を出したら「可愛いクジラをお刺身にした。」とベソかく始末。(^^;
捕鯨反対派?
やっぱり子供相手にエイプリル・フールは難しい。