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きょうだいって

  • 2000年08月26日 21:21 (土)
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昨日、姉たちを乗せての帰り道。
川の土手から下ってくる坂にさしかかった時に姉がしみじみ懐かしそうに言った。
「ここを通る度に昔ここをお腹ペコペコで歩いた時のことを思い出す」

ここを通る度っていうくらいインパクトがあるなんて、どうしてそんなにペコペコで歩くことになったのだろう?当時住んでいた家からはずいぶん遠くて歩ける距離じゃないように思える。
きくと遠足かなにかで明王院(みょうおういん)という国宝の五重塔があるところに行ったらしい。

が、食いしん坊(失礼!)の姉らしいじゃん。お腹ペコペコの思い出なんて。
さらに「私、あの時初めてお腹が空きすぎたらお腹が空いたような感じがしなくなるって初めて知ったわ!」

アハハハハ!!
本人が真面目そうに言うのが余計に笑いを誘う。

ついでに「それって何歳の時の思い出?」ってきいてしまったのが運の尽き。
「中2のときだから14くらいかなあ・・・」

中学2年というのが分かったら年齢まで言わなくていい!
もうダメ、笑いが止まらない。
「なんで中2まで、そんなこと知らないの~?いつもそんなに満腹生活だったの?」
もう笑いに笑って笑って、目は細くなり前が見えないっ(?)!
涙は出るわ、耳の後ろは痛くなるわ、息はできないわ運転なんてできない。危ないよう。

子供の頃ってこうやって息が止まりそうな程ゲラゲラよく笑ってた。大人になるとお腹の底から笑って止まらなくなるということはめったにない。たとえいくら楽しい仲間でも友達同士の間でヒーヒーいって笑ってるのってないものだよね。(いや、笑えるって人は幸せだよ)

これが姉弟のいいところじゃないかといつも思う。
普段はめったに話したり会わなくても変わらず子供の頃みたいにつまらないことでも「これでもか!」と笑えるのだ。
姉弟は永遠なのダ。

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