福山はどこから周りを見渡してもぐるっと山に囲まれている。
生活スペースは平地だから山脈や特別大きな山の中の麓に住んでいるわけではなく、あちこちにポコポコと山がある為だろう。
あの山の向こうに行っても、また山に囲まれて・・・と、地平線をみることはないのが子供の頃ふしぎだったっけ。
だから見渡す限り山のない所に旅行すると、なんだか心もとない気持ちになったものだ。
このところ晴れの日が続いて、空が青くて山の稜線がくっきりと映えてとてもきれいだ。
真っ青な空に白い雲がとても似合う。
夕方はがきを出しに行くついでに甥や姪を連れて散歩をした。 モクモクとした雲が歩く恐竜のような形をしていた。ゴジラみたいと喜ぶ。
すると4歳の子が「ゴジラは5時に起きるからゴジラ?」と素朴な(?)質問をするので「ゴジラは早起きだね」と真顔で答えてやると「ねえ、ねえ、聞いて!じゃあ4時に起きたらヨジラ!」という。一から順番に並べていくと9時に起きるのは~「クジラー!」
そして空を見上げると先ほどの雲が形を崩してパックリと口を開けたクジラのようになっていた。
子供達は歓声をあげて喜んで走っていく。
・・・のどかだなぁ。。。