ポンプを回し始めて生体を入れる予定は一週間後。
その間にどんな魚を飼うか考えに考える。わずか15リットルの水槽で飼えるのは海水魚の中でも最も飼い易い(水質の変化や悪化にも比較的強い)シリキでも2センチ程度なら3匹が限度。
「ハゼとエビの共生は水槽が小さいから無理」とか「シリキスズメは以前飼っていたから今度は違うのがいい」と選択の範囲は狭まるばかり。
「カクレクマノミは?」という意見もあったが「みんなニモ見て飼ってるよ。あんまり流行っているものもねえ・・・」なかなか意見が統一しない。
お店にいなければ買えないので、どんな魚がいるのか夕方お店に行ってみる。
水槽を覗くとカクレクマノミが沢山泳いでいた。
赤と黒の色合いや、小さくて派手に体をくねらせて泳ぐ姿が可愛らしく即決!!
カクレクマノミのペア(@¥980)と餌を購入することにした。
新しくオープンしたばかりのショップで旦那さんがオーナーの知人に激似だったそうでやけに気安く挨拶された。水槽を立ち上げたばかりだと言うと色々聞いてきて「ニッソーの人工海水なんてあるんですか、聞いたことがない。そこって一度潰れた会社ですよね。」とか「サイクルは強すぎると聞いた。」と言って別の商品の購入を薦められた。まだどちらもたっぷり残っている。今あるのを使ってからと拒否する。
水槽やライト、濾材などもお店に並んでいる商品を「これは良い、西日本では一、二を争うような凄い人が自分の師匠でその人に教えてもらったから間違いない。」と薦められる
餌も買って帰らなければ無かったが雑誌で見て「sure」のSサイズを買うつもりだと言うと「粒が小さすぎる」とか「このカクレクマノミは浮いた餌は食べない、うちでも落ちたのを食べてます」などと言われてショップで使っていて実際に食べているという実績のある餌なら絶対食べるだろうと渋々ミニグラニュールを購入。
しかし海水魚の飼い方は本当に多種多様。なのにお客さんの環境や志向などまったく無視で自分の推薦する商品だけが最高というような商売のやり方が気になる。師匠はともかく本人は明らかに知識が少なく偏っているように感じるし他の水槽を見ても明らかに病気とか弱ってる生体が多すぎる。なんだかちょっと不信感。
ともかく帰ってから慎重に水合わせする。
小さいカクレクマノミは警戒しつつもチョコチョコ動いている。
大きい方は臆病でサンゴとポンプの間に隠れて出てこない。
2、3日は餌やりをせずに環境に慣れてもらおう。