パラオは日本の漁船もよく立ち寄るそうで刺身なんてのがあるのダ。食事はお昼がお弁当で朝と夜はバイキング形式。
メニューはご飯にお刺身・・・ナンテ和風!(だけどまったく日本と一緒というわけではないけどねっ。)
夕食後コテージの裏のジャングルにヤシガニを捕りにいくツアーっていうのがあって、みやさんにもせっかく来たんだし是非!と誘われて部屋に急いで帰って滑りにくいダイビング・ブーツに履き替え、留守番をするという友だちにスキンガードをシューしてもらってワクワクと乗り込んだ。
さすがジャングル!一応通る道はあるけど真っ暗でとてもじゃないけど独りじゃ入れないわ。みんなでゾロゾロと懐中電灯・・・というか、ダイビング用の水中ライトを持って木の根元なんかを照らしながら進む。
みんなダイバーだからブーツといい、ライトといい、こういう時にすぐ役に立つものを持参しているのだ。
カープには他にもヤマガニ、マングローブガニがいて、でもヤシガニが一番美味!だとか。
ちゃんとこの一行には案内人にヤシガニ捕り名人がいる。なんでもすごい力で木にひっついているし素人には難しいらしいが我々は大きな「どんごろす」風の袋を持ってやる気満々である。
そろそろアチコチでカニがいたという声が聞こえだし、捕った逃がしたと賑やかになってきた。それはどれも山ガニらしいけど、見つけ出すというのはそれだけでなんだか楽しいし、それを捕らえたとなるとかなりエキサイティングだ。私も早く見つけたーいっ。
でも見つからな~い。こういうのはコツがあるのだろう。私は自然の中にあるものを見つけるのが山でも海でも苦手な方だけどジャングルでも同じらしい。
もうそろそろ引き返そうとUターン。このままカニを見ることはできないのか!?
先ほど既にカニを見つけたというAさんがいたので「見つけられていいな~」なんて話していたらAさんがまたまたすぐ側の木の根元でヤマガニ発見。勢いづく2人!捕らえた瞬間ハサミで思いっきり挟まれた!そしてカニはハサミを残したまま逃走。
「大丈夫!?」なんて言いながらもpinnaは足でカニを踏んで押さえつけ援護を待つ体勢でハサミの撤去作業に入った。
すぐにカニ捕り名人さんが来てくれて、pinnaの足の下のカニも、すぐ足元でもう一匹いたのもとってくれた。
両手の人差し指と親指でヨイショっとかなり力一杯広げなきゃ外れなかった。痛いはず!Aさんの指は後で帰って明るい所で見ると穴が明いているのかという程、爪と指の腹に跡がついていた。
そのハサミは大事に持って帰った。後で茹でて食べて仇をとるのだ。
しかし、茹で上がってきたカニは既に夕食後でみな箸が進まず(箸使ったっけ???)残りまくっていた。最も美味しいというヤシガニは食べられずじまい。残念!!