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タンク数 99’(ダッシュ)本

  • 2000年08月05日 23:24 (土)
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さて、2本目!ガイドのみやさんにボートの上で「次が100本目でしょ?」ってきかれた。
ああ!わたしったら自分のタンク本数のことをすっかり忘れていた!沖縄の渡嘉敷で知り合った看護婦さんがせっかく手縫いで作ってくれた記念撮影用の布を島に忘れて来てしまっていた。まったく、何のためにここまで来たのやら・・・!トホホ。

仕方がないので(?)ここは99本ダッシュということにして、明日の1本目が100記念ということに決めた。
・・・無理矢理だなあ。(^^;
それなら「じゃあ、さっきのマンタを100本目ってことにしたら?」という意見もあったのだけど、こうなったらもうなんでもアリである。一番良かった時が100本目だっ!?

というわけで本来なら100本めである99’本目の潜るポイントは「タートル・コーブ」という所。

ここはエントリーしたところは水深数mくらいしかない。でも真っ直ぐ下に向かってポッカリと人が通れるくらいの穴があいているので、ここから穴を抜けて横穴から出るのだ。

横穴の水深は15mくらいのものなのだが、こういうとき狭い穴を抜けることとでヤケに深く入っているような気がして耳抜き(圧平衡をとる)が追いつかないことがある。人の移動距離の感覚は目から入ってくるのだろう、海の中ではいつもは目安にするものがないので深く入っていても余り深さの感覚がない。たまにこんな風に自分の位置を知ることができる状況にあると、かえって感覚がおかしくなってしまうみたい。

出るといきなり視界が広がって底がどこだか解らないくらい深くなる。
こういう所で自分で自分のいる深さをコントロールできないと、どこまでも沈んでいくので危険だ。ちゃんとBCジャケットにエアを入れて調整する。とは言っても何本か潜ると余り考えなくても一連の浮力の調整はできるようになるので心配はいらない。
潜る上で一番大切なのは落ち着いていること。パニックをおこすのが最も恐いことだ。

自分の出てきた穴を振り返るとまるで陸上でいうところの断崖絶壁の途中から出てきたような感じ。片側は壁が延々続くように見え、片側は海しかないという景色だ。

ちなみにダイバーには棚からホールを抜けたところにドロップ・オフがあって壁づたいに進むといえば状況がわかるのだ。(かーっこイイ~!!)

パラオの海は潜っていても他の海と比べて青色が濃い。
みやさんに着いて進んでいくと、ミニサイズのクダゴンベやニチリンダテハゼなどのフォト・ジェニックな魚達を見つけては教えてくれる。カスミチョウチョウウオもあっちでもこっちでもと群れている。

海の色は碧が濃くて暗い感じ。眼下にはロウニンアジが群れをなして「おらおら」と肩をいからせ(?)周りの魚を権勢しながら泳いでくる。それが感じ悪くて、むっちゃ時代劇の浪人者風!はは~ん、それでロウニンアジっていうのか。と1人で納得。

また進んで行くとみやさんが水中ボードに「サロンパス」と書く。
スミレナガハナダイという魚はオスが美しくてショッキングピンクの地の色に白っぽい色がついているのだけど、これが斑点とかラインじゃなくて四角なの。それがサロンパスを貼っているように見えるので、みやさんはそう呼んでいる。
(体色は薄紫だったり、赤地に紫だったりと群によって(個体差?)違う)
先に説明をきいていたので「ほほ~」と納得。

だけど、タートルコーブというのにカメは出現せず。
(以前はウヨウヨといたそう。)

私の正式な100本目はこうして終わった。
書いてみると色々見て感じていたのだけど、潜っている時は派手さがなくて残念に思っていた。期待しすぎですね~。

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