この間の連休は祖父の法事があり、母が神戸に行ってきた。
そして、せっかくここまで来たのだからと、数年前まで箕面に住んでいた叔母夫婦が案内したいと言って神戸の街に繰り出した。
お昼3時頃に三宮駅から出るともう「神戸ルミナリエ」を待つ人の列が・・・。
って、エエ~!?ルミナリエは土日・祝日は5時半からの点灯のはず。
しかし既に7人ずつ横に並び知らない人とも1列ずつシッカリ腕を組み「一歩前へ!」と言われたら1歩進み、また「一歩前へー!」と言われたら1歩進むという具合い。2歩進もうものなら「止まれ、止まれ、止まれー!」と係りの人が叫んで制止するらしい。
三宮駅からルミナリエ会場までいったいどのくらいの距離があるのか?何キロもあったらどうしよう~。
母の話は9割増くらいの気持ちで聞いた方が良いだろうか・・・・。と思う程の凄まじさ!
実際に今までにも通りぬけるのに何時間もかかるとか、列から外れるのが至難の業でトイレに困るとか、これだけ人が多くても商店街は物が売れないとか、あまりにギュウギュウで上しか見えない。などとその人の多さを物語るコメントを数々聞いてきたが相当に相当のようだ。でもパンフレットのルミナリエの写真は眩く美しく素晴らしい。人ごみがなかったら夢のような幻想的の世界だろうね。
というわけで母御一行はアッサリとルミナリエに対する意欲を見せず素通りすることに決定。
でも叔母さんは「これぞ神戸」という体験を余程してもらいたかったのだろう、尚も「神戸の中華街の肉まんって美味しいのよ~」と提案。
それで母御一行、今度は中華街に向かう。
お店の人がアツアツの肉まんを売っている。
「肉まんー、十五個ー、三千円!肉まんー、十五個ー、三千円!!」
小さい肉まんを味見に買って食べてみると、アラ美味しい。(*^^*)
母はお家で待ってる可愛い娘(注;pinna)の為にお土産に肉まんを買うことにした。
叔母さんもモチロンせっかく来たからには買わねば!の精神で(?)買い求める。
1個売りでは600円の肉まんが15個も入って3000円なんてお得!
いい買い物をしたとウキウキして中を見てみると5個しか入ってない。
帰り道、2人で憤慨しながら歩いた「ダマサレタ!」
海外に観光に行くとよくブランドの偽者を売っていたり、いかにも得なように見せかけて安い物を高い値段で売っていて被害にあったという話を聞くことがある。中華街も海外のようなものなのだろうか?
母は私に「これだから海外に行く時は気をつけなさいよ」なんて言っている。中華街は母の頭の中では海外だ。
そんな土産話を聞きながら肉まんを頬張る私。
これがすごい食べ甲斐があって、ドンブリにピッタリ入るくらいの巨大な肉まんなの!!
皮の部分も美味しいけど、中身もしっかり入ってて超美味しい。(*^^*)さすが叔母さんオススメ。
母を「こんなに美味しいんだから、5個で3000円しても惜しくないよ、こんなに大きいの初めて食べたよ。」と慰めながら。
その後、母は姉にも電話で一部始終を話し憂さ晴らし(?)をしていたが、姉は「本当、大変だったね。これからは気をつけて」なんて優しいことは言わない。
お母さん、それ「にくまん・じゅうごこ・さんぜんえん」じゃなくて「にくまんじゅう・ごこ・さんぜんえん」って言ってたんでしょう。
1個600円なんだから、5個3000円なら得もしてないけど、損もしてないじゃない。
そうだったのか・・・。
せっかくこっちは盛り上がっていたのに相手に否がないと分かるとガッカリだ。(^^;
さっきまでの勢いはどこへやら、意気消沈するかと思いきや
すぐ叔母さんに「肉まん15個じゃなくて肉饅頭5個だよ」って教えてあげなきゃって張り切って電話かけてたわ。
タダでは起きない性格なのね。