元々名古屋で生まれた甥っ子(姉の子供)は小学校にあがるときに関西に引っ越した。知った子が全然いない新しい環境に入るのにその土地の方言が分からないということで、こっちは結構心配していたのだけど杞憂に終わった。一ヶ月もしない内に関西弁を操るようになっていた。しかも大人になってからだと文字面は同じでも微妙なイントネーションが違っていても気が付かないということになりがちなんだけど、それもバッチリ!
今度は岡山の倉敷に転校してきたのだが、ほんの2,3週間前に会った時は関西弁だったのにもう倉敷の言葉をしゃべってる!倉敷の方言はここ福山と似ているので姪はただでさえ私によく似ているのに言葉遣いまで同じになって、いやというほどソックリ!(^^;もう完全にpinnaのミニチュア版になってる。お絵かきも上手で同じ位の年令の甥や姪が4人もいると、それぞれの得意なことや成長がよく分かって面白い。
個性や時間差はあってもそれぞれの子供の成長は1日がいえない位日々進歩していく。棒グラフなんかで表すとすっごい急ピッチなんだろうなあ。いいな~。(←すでに棒グラフがなだらかもしくは下降線?)
一方、弟の子供のU也はずっと福山にいるので方言を渡り歩いたりした経験はない。でも、語彙はどんどん増えていくしカルタやトランプなどのテーブルゲームを覚えて今はそれに夢中だ。早くゲームを始めたくて夕食後にはお皿を運んでくれたり、拭いてくれたりする。よく周囲の状況を把握している。まだ5歳なのに!
毎週会っているのに毎週その成長に驚かされているのだ。
ついこの間までは今より以前の事は全部「このあいだ」だった。一年前の事も昨日も朝も5分前のことでも「このあいだ」。たったそれだけの使い分けができないだけで聞いている方はチンプンカンプンになってしまう。
父親は「ウソ(間違い)ばっかり言う」などと呆れるがまだ子供なので仕方がない。まだこれから学んでいくことであって時制の違いが分からないのだから。
姉が保育園児の頃に、お母さん達がもう迎えに来ているのに校庭に並ばされて園長先生のお話をきいてから解散ということで園長先生が出てくるのを待っていたことがあった。
保母さんが「みなさん、園長先生が来られますからもうちょっと待ってくださいね~」とおっしゃったので、みんなしゃがんでジーッと待っていた。でもまだ来ない。保母さんが何回かそう言ってからまた「もう少し待って下さい」と言われてからすぐに園長先生が出て来られた。
おかげで姉は「ちょっと」ってすごく長い時間のことで「もう少し」っていうのはすぐの事なんだ!!って勘違いして当分そう思い込んでいたらしい。
彼らはまだ時制の感覚を養っている途中なのよね。