デパートの閉店セールの広告を見つけた。週末までやってるけど早く行くに越したことはない。
昨日は友達と約束があったので、今日は何がなんでも行かねば!
その話を会社の同僚にすると娘の誕生日プレゼントをなるべく安く買いたいから一緒に行くと言い出した。
私は近くの駐車場の無料チケットを余分に持っていたので、同じ駐車場に入れたらいいよと車を連ねて行くことにした。
大体人に後ろを追って来られるのは好きでない。遅いだ、早いだと言われたり、見失わないように車間距離に気を使うから。
とりあえず、自転車や歩行者は通してあげたりするのだけど、そういうのはチャッチャと走る人がついてくる側になるとイライラが募るのだろう。でも先に行けと言われて頑張って走ったよ。
会社から駅前までは殆どが渋滞するので普段から裏道をつかう。
あちこちに開拓したショートカットを縦横無尽に使って乗り切らなきゃならない。
今回は裏道でも、後ろに気を使ってちょっと通りやすい山沿いの道を通った。ここは、かなり迂回するけど交通量が少なくて意外にも早いのよね。
スイスイとクリアして、いつもの道に出る信号待ちをしているとき、後ろからバタンと音がして「おい」と連れが車から降りてきた。
「これからどの道通るつもりなあ!?いま、どこに連れて行かれるんかと思ったぞ」と福山弁でご立腹の様子。
このまま私の通りに行くと絶対混むから、ここからは自分が先に走るという。
了解すると、右折のときにガーっとアクセル踏み込んで追い越して行った。
それからが大変!えー、ここ車通るの?何私の車はこんな所曲がれるの?ちょっとー、なんでこんなにクネクネしてるの?待ってー早い!きゃーっ!!一方通行じゃないの~?うわーっ、そりゃムリよ。っていうオンパレード。
たぶん、みんなの想像を越えてる。
福山にこんな所があったのかというオドロキと緊張の連続である。ここは福山の最果ての地?
そんな道を裏道大好き、スピードへっちゃらっこがビュンビュンに車を駆っているのだ。
もう私、息をする暇もありませんでした。
ようやく合流地点。そして「どうだ!」と言わんばかりに思う存分好きな道を走ったら、後は先に行けという手で合図。
「・・・はい。行かせていただきます。」
無事に駐車場に入り、開口一番「早かろうが!」とご満悦。しかもまだ私のショートカットにどんなとこ走っているのかと、、まだ文句をつけてるし・・・。確かに最後に渋滞にどっぷりハマルことを計算に入れたら彼の方が10分近く早いかもしれない。
しかし、「何処へ連れて行かれるのかと思った」のはワタシの方でしょ。
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