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心霊写真はイヤよ

わたしは怖い話が大嫌い!
修学旅行のお決まりの夜の怖い話の時間も「怖いのイヤ~。違う話にして」と頼み、他の子が「違う話ってどんなの?」というので考えたあげく「お花畑のはなし」などとワケの判らないことを言って困らせてしまったほどだ。
でも、考えようによっては「お花畑の話」って怖いかも。三途の川の向こうはお花畑と聞いたことがあるような・・・。

一方姉は夏の夜にぴったりの身の毛のよだつ怖いおはなしをするのが得意だ。
従兄弟たちが集まる夏休みの夜はみんなにせがまれてキャーキャーと大騒ぎになる。
突然大声を出したり後ろを指さしたりするような「効果」に長けているのです。

ある時、私に全身が写っている写真を何枚か持って来させ「あっ。この写真には霊が写っている」とやらかした。
「え~、うそ・・・。どこ?」言われた私はびびりまくり不安げな顔を向けて答えを待つ。
「ここに武士が」と指で指す。「なにも写ってないじゃん」と半泣き。

本気で泣かれると困るので案外あっさりと「ほら、クルブシ!」

あ~あ、成る程ね。
一度わかってしまうと後はお茶の子さいさいだ。

「あ!こっちにも霊が!」「今度は何?」
「ほら、小僧さんの顔が写ってる」「どこよ」
「ひざこぞう~」
すでにリラックスしてゲラゲラ笑う私。

今度は弟を呼んで来て、同じように写真を出して「あっ、この写真には仏様が写ってる」
弟はそういう怖い話が大好きで、テレビでも怖い番組を欠かさないので喜んで(?)「うそっ!どこどこ???待って」と写真をじっくりと眺め回す。けど、元々ごく普通の写真。何も見つかるわけがない。

弟は真剣に写真を見ているが、私は判ったので可笑しくてたまらない。

で、判定は!?
「のどぼとけ

姉はこれの前にキャンプに行った時の写真で、友達と他の女の子に「○○ちゃんのひざに霊が」とやった。
そのこは本当に膝を故障しやすくてしょっちゅう痛めていたので「やっぱり・・・!!」と泣き出して、単にふざけただけだと状況を説明しても「いいの、そんなこと言わなくて。」となかなか取り合ってもらえず弱ったらしい。

これはすっごく気に入ったので、さっそく友達も引っかけようと思ったが、私はあまりそういうのが得意ではないし、冗談で終わらなかったらいけないので、いまだに試してみられないのでした。だれか私のいいカモになって~っ

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