旦那さんが十日位前だったか出張があり、その時の一緒に行ったメンバーの中にレザークラフトをしている人がいたのです。私達はまだ何も分かってなくて作り方の工程や道具を紹介した本を何度も読んでみても謎だらけという状態だったので渡りに船。色々質問してきてくれました。
それはこんな感じ。
・革を折り曲げてその状態を固定するのに革を水で濡らして上から木槌で叩けとあるが革は水に弱くシミやカビの原因になるのでは?それに実際にやってみたらシミになって木槌の跡が残った。
→折り目をつけたいところにだけ薄くつけている。水を付けすぎると乾きが悪く作業効率も落ちるから。
・厚みのある革を貼り付けて縫ったり、曲げたりする時にする「すく」(革を薄く削ること)という作業、わざわざしなくても良い?(だって難しそうだから)
→やっぱり「革すき」はやった方がキレイに仕上がる。そんなに難しい作業ではない。
などなど。
知っている人には何でもなさそうなことが初心者には疑問なのです。いとも簡単に答えてくださいました。
しかし、本屋でHowTo本を探しても1冊あるかないか他の趣味(編み物やビーズなど)に比べるとずーっとやっている人が少ないと思われるレザークラフトの経験者が知り合いにいたなんて超ラッキー!!お陰でモンモンと悩んでいた問題がスッキリ解決しました。
ではさっそく製作にとりかかろうと牛革や足らない道具を注文して届くのを待っていた昨夜のこと、帰宅した旦那さんが「職場で大変なことになっているよ」というのです。
しかも私のことで・・・って?
話によると、なんでも私(pinna)がレザークラフトの腕前がプロ級で教室でも開こうかという位の人だと噂になっているのだとか。
前述の会話の時に材料の牛革の話になり「材料の革が高価ですからお金がかかる趣味ですよ」と言われ、どのくらいかかるのかと聞いたらすぐ何万円もになるのだと言う。
革の単位は 【10センチX10センチ=1デシ】 で1デシ辺りの単価で計算する。
単価と大きさは個々に違うが通常はこの位かかる。 250デシx124円=31000円 チーン!!(レジの音)
旦那さんはそれに対して「うちのは1デシ1円、高くても35円って言ってましたよ。」と答えた。
相手は絶対有り得ない、何か勘違いしていると思ったに違いない。
ちょうどその頃、傷有りシミ有りの処分品でそういう安いのがたまたまあったのを見ていたのです。
250デシx1円=250円 そのお値段の差は歴然!
傷シミと言っても全体に入っているわけではなく使えそうだったので狙っていたのですが、実はすぐに買わなかったので無くなって買いそびれちゃったのですが・・・。
この「安い革を知っていた」というところだけが過大に伝わったみたいです。
pinnaは「革を安く入手する独自ルートを持っているらしい」ということになり、話を聞いた別の職場の人達の間で「こんな近くにそんなお方がいらっしゃるなら是非、講師として教えていただきたい。もちろん革も安く売ってもらいたい。」と大いに盛り上がっているらしい。
なんてこった!オソロシイ。
お願いだから話を元に戻して。
私は練習キットと何も技術のいらないカメラケースを試しに作ってみただけのド素人です。
旦那さんは伝言ゲームも3人の間を通せば話が変わるものよと笑っていましたが、たった3人で変わりすぎではありませんか?老婆心ながら、この職場の伝達事項はちゃんと伝わっていけるのだろうか・・・と心配になります。
ともかく、正式に講師の依頼が来る前にちゃんと正体をバラしておいてね。
まさか面白がって笑ってるだけで訂正せずにいるのではないでしょうね?話を大きくしているのは実は旦那さんだったりしないことを祈る!