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食べさせマジック

実家に帰省して今日の夕方自宅に戻りました。
帰省中に弟の家族が遊びに来てくれました。
子供達の成長を見るのも楽しみのひとつです。

三歳の姪は女の子らしいところがあり、ヒラヒラするスカートが嬉しくて手で持ってヒラヒラさせたり、スカートが広がるのが楽しくてくるくる回って見せたり、ぬいぐるみや人形、おままごとも大好きです。

今日はお正月に帰らなかった私達のために「おひな様する」と自分から髪飾りを持ってきて、おばあちゃん(私の母)に着せもらい着物姿も披露してくれました。
いつも会ったら私がカメラを向けて山ほど写真を撮るのを覚えているようで別の部屋にカメラを取りに行ったら後から付いて来てモデル気分でたっぷり撮らせてくれました。

また、昼食のときはそれまでにオヤツや飲物を口にしていたせいで全く食べようとしないのでおばあちゃんが
「ほら、赤ちゃん(抱き人形)食べたよ、コアラちゃん(ぬいぐるみ)食べたよ、あーちゃんは?」と、おうどんを人形やぬいぐるみの口の近くに順番に持って行った後、姪の口の前に持って行くとイラナイと逃げていたのに口を開け、パクッと口にします。「あら、すごい滝みたい!すごいすごい」というとチュルチュルと食べ、また同じようにすると嬉しそうな顔をして食べる。それを繰り返してとうとう全部食べてしまいました。

面白さと愛情で満たされて嬉しくてもっと食べたくなる不思議。
甥や姪、果ては体調の悪い大人までこの手にのせられて食べるのを見ましたが今も母の食べさせマジックは健在でした。

私も小さい時、食の細い子供でほとんど何も口をつけないまま終るので母が里芋を煮たものをお箸の先に刺して「シュッシュッ、ポッポ、ポッポー、お口のトンネルに入りまーす」と電車が線路を走ってくるように遠くから口元に持ってきて、私はというと何だか楽しくなってしまい口を開けてお芋が口に入るのを待っていたものです。
そして、お芋を二個ほど食べると今度は「ごはんもトンネルに入りまーす」と、どさくさに紛れてご飯まで食べさせられていました。早く全部食べてしまいなさいと怒られたことは一度もありません。そうやって大きくなったのです。

もしくは大きくなりすぎた(横にだけ)のです。

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