昨日歯医者に行った時、70代後半くらいのおじいさんが診察に来ていた。「ノウロウ」とかいって、なんだかすごく我慢ができないくらい痛いらしい。先生に「今すぐ全部抜いてしまって」とか「魔法で直して下さい」などと過激なお願いばかりしている。
前からそうみたいでここで抜いてくれないから他の病院に行って頼んだけれどやっぱり抜いてくれなかった。と言っていた。
すごく飴が大好きでバリバリ噛んで四六時中食べて歯がガタガタになっていたそう。
先生が再度「飴はやめなきゃいけないよ」と注意していたら、その人「先生が飴はダメだというから止めて今は饅頭ばかり食ってます」と言う。付き添いの奥さんが横で「この人ったら一日中お饅頭食べているんですよ」と口を挟む。
先生はギャフン!といって「飴とお饅頭、それから固いものもダメですよ」と言った。
多分、言外に「固い物=お煎餅」もダメよと言いたかったのではないかしら・・・。
とにかく診察が終わって待合室に出るなり周りのお年寄り達がその夫婦に向かって加勢する。
「私もやめられなくてねー」
「私も死んでもいいと思って食べるんです!」などと大きな声が中にも聞こえてくる。
先生は苦笑いしていた。
命をはって食べていたとは・・・饅頭強し!