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タランチュラ(モドキ)とにらめっこ

昨日の話だが、会社から帰ったら父の手術が急に決まっていて「いつから?」「明日」ってな具合でビックリするやら支度で忙しいやら・・・。でも、前から気になっていた腹部の動脈瘤をようやっと取り除くことが出来るので、すぐに受けることになったのは父にとって喜ばしいことだった。

次の日に備えてみんな早めに寝たのだが、私は最近マイ・ブームのビーズでネックレスを作って遊んでいた。
夜11時過ぎ頃におばあちゃんがトイレに起きた様子だった。
「ごとん」と音がして、母がすぐに起きて階下に向かう気配がした。

すぐに「おばあちゃん、大変!早く来て」と私を呼ぶ声がしたが、その前にダッシュでそっちに向かっている所だった。
でも、そこではまさかの光景が・・・。

今起こったばかりにも関わらず、廊下に血の海ならぬ五大湖が出来て、おばあちゃんの頭から赤黒くて粘りのある血がボトボトと落ちて足の踏み場がない位なのだ。

母が抱きかかえてとりあえずリビングで横にさせている間に父を起こして、救急車を呼び、パジャマの上に服を着て通りまで救急車を誘導に行った。

母は父の付き添いでこれから長丁場になることが分かっていたので、私が付き添って病院に向かった。緊急治療室で手当てを受けている間、その外で待っていたのだけど観葉植物の鉢から大きな蜘蛛がノソノソと出てきて、こっちに向かってくる。
動く物に寄るのか、真っ直ぐこっちを向いているのでメチャ怖い。そこで凍りついたようにタランチュラのような蜘蛛と睨み合うこと数分。襲いかかられることなく、蜘蛛はやや方向をそれて壁を上って行った。が、しばらくはその動向に目がはなせなかった。

看護婦さんなどが状況を尋ねに出てくる度に私が移動しているので不審がっていただろう。落ち着きないな~とか。
だから、蜘蛛に言ってやってよ。今そんな暇ないの!おばあちゃんが大変なんだっちゅうに!
いったい何やってんだか・・・。(^^;

結局、血液検査とCTスキャン、レントゲンなどで異常がないことを確認して、外科の先生を呼んで傷口を縫合してもらった。
お医者さんは出血の量がすごいと何度も説明の時におしゃっていたけど、確かに頭部を5針も縫ったのだから、多いハズ。

普段我慢強いおばあちゃんが、泣き叫ぶように痛い、痛いと言うのが目の前で手術が行われたのでまる見え。こっちが貧血で倒れそうになった。ヤバイ、ヤバイ。
ハッキリ分かったことは、私は看護婦には向かないみたい・・・。

夜中の1時に処置は一通り終わったのでおばあちゃんを残して私だけ帰宅することになった。
帰って母に経過報告をし翌日の段取りを決めている時に自分の足に目をおとすと血で汚れている。
急いでいたから、この間買ったハイヒールを素足で履いて出たのでそっちも・・・。
落ち着いているつもりだったのに、全然余裕がなかったのね。

しかし、寝ていたのに、あれだけの物音ですぐにかけつけた母は天晴れ!
家庭内の平和はいつもその手によって守られているのですね。

そんなこんなで今朝も半休とっておばあちゃんを迎えに行って精算を済ませてから会社に行き、残業もし、帰りには父の様子も見て帰ってきたのだが、短い間の出来事だっただけに忙しく痩せ細る思いをした1日だったと言えよう。

なのに今日の午後の健康診断にはその成果が見られず、体重もいつもと変わらないようでガッカリ。痩せ細る思いは「思い」だけで実際は変わらない事を知ったのであった。

採血ができず(寝てないので貧血気味)腕にブスブスと注射器をさされたことと検査結果がイマイチだったのはシッカリ数値として反応してるのに~っ。そんなものよね。

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