この前、急に一本ワインがいることになり、ネット注文や専門店では間に合わないので行き着けのスーパーのお酒コーナーで間に合わせたのだけれど、これが980円とリーズナブルな割りに美味しかったので驚いた。
ボトルの後ろのラベルを見ると輸入代理店にはこのスーパー名前が入っている。
自社でワインまで輸入していたなんて隅におけないわね〜。
そういうわけでスーパーにおいてある程度のワインなんて馬鹿にできないのだ。
今日は日常消費用のワインを赤と白、一本ずつ買い足しておこうと思ってまたお酒コーナーに寄ってみた。
赤はもうどれにするか決めてある。この間のと同じのだ。
手に取るなり同じくワインコーナーの前で思案顔をしていた女性が小走りに近づいて来た。
「すいません、ワイン詳しいですか?」
ええー!?突然、なに?(@@;)
彼女はそう言って私が手に持っている物を凝視している。
同じものを買おうとしたらしい。
スマン、これは最後の一本で同じのはもう無いのよ。
話を聞けばワインをいつもお世話になっている上司に贈りたいのだけれど何を買ったらよいのか分からなくて途方に暮れていたと言う。
威張れるほどではないけれど全く飲んだことがない人よりはマシなのかしら。
とりあえずお手伝いをすることにした。
フランスワインは大体値段と味のバランスがとれていて、高いのにマズイとか500円前後で激ウマなんてことは無いのでその辺りから攻めてみることにした。産地と年代と値段で折り合いがつくものを探す。
あれこれ見たけれど予算も余裕があって、確実に美味しいものを選びたかったようでその棚にある一番高いものを買っていた。
少しでも良いワインを選びたいという気持ちが伝わってきます。
贈られる相手は随分と部下に慕われているのね。
何度もスイマセンって言われて、お礼を言われて頭を下げてくれたけど、私の方はなんだか「お客様のご要望に合うワインをお探しするお手伝いを致します」的なノリが楽しかったのです。
やはりワインは知識(ウンチク?)を披露するのも楽しい。
逆に私に尋ねてくれてありがとうだよ。
プチソムリエ体験、クセになりそう!